【RISE】JKチャンピオンの夢叶えた宮﨑小雪「背負って戦う」と紅絹の思い受け継ぐ
3月28日(日)東京・後楽園ホールにて行われた『RISE 147』。大会終了後にメインイベント(第8試合)[RISEQUEENアトム級(-46kg)タイトルマッチ3分5R無制限延長R]に出場した宮﨑小雪(18=TRY HARD GYM)が記者会見に応じた。
宮﨑は昨年1月に1日2試合という過酷なワンデートーナメントを制覇し、王座挑戦権を獲得。初挑戦とは思えないのびのびとした戦いを見せ王者・紅絹を翻弄し、目標であった18歳JK王者を達成した。
真紅のベルトを腰元に置いた宮﨑は「こうやってベルトが自分の手元にあるのがうれしい」と笑顔。その喜びと同時に「これからRISEという団体を盛り上げていかないといけない。ジャッジ1名がドローだったので、もっと圧倒的に勝たないといけなかった」と、早くも王者としての責任を感じ始めている様子を見せた。
挑戦者として向かい合った前王者・紅絹。宮﨑は「最初の方は手こずってタイミングが分からなかった。うまい選手だなと思いました」と、ベテランの技術に苦労させられたという。しかしラウンドを重ねるごとにタイミングをつかめてきたといい「自分の攻撃で終わるのを意識したのがよかった」と、勝敗を分けたポイントを分析した。
その紅絹はこの試合を最後に引退を表明。名王者の最後の相手を勤めた宮﨑は「試合前はいろいろ言いましたが、尊敬している選手です」と敬意を表した。そして「ずっと築き上げてきたものがあると思うので、引退するかもしれないのは名残惜しいですが、拳を交えたからこそ分かる熱い思いもあるので、受け継いでいかないといけない」と、RISE QUEENとしての責務と情熱を受け継ぐ構えを見せた。
勝利後のリング上では、亡き母への思いを語った宮﨑。「空手をやっていたころに優勝したことがなく、お母さんが生きているうちに何かで一番になる姿を見せたかった。こうしてキックボクシングで一番になった姿を天国に居るお母さんに見せられて良かったと思います」と流れる涙を拭いながら、目標を叶えられた喜びを語った。
今回叶えられたもう一つの目標が「JKチャンピオン」。この3月に卒業式を迎えた宮﨑は、女子高生でいられる3月31日までにタイトルを取ると豪語していた。「あと3日くらいで終わっちゃうけど、JKチャンピオンになるっていう夢を叶えられてうれしい」と笑顔を見せた宮﨑。友人も多く応援に駆けつけてくれたといい「ひとりじゃないと、きつかった5Rにも気合いが入りました」と夢を後押ししてくれたという。
最後に「紅絹選手が築き上げてきたものを背負って戦っていかなきゃと思います」と気持ちを引き締めた宮﨑。共に歩んできた姉、仲間たちの名前を挙げ「宮﨑姉妹、トライハードジムをよろしくお願いします」と会見を締めくくった。
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