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【ONE】若松佑弥、1R KO勝利の強豪・マクラーレンは「朝倉海選手より強くない」

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2021/04/01(木)UP

昨年11月、106秒KO勝利を飾った若松(c)ONE Championship

 4月22日(木)にABEMAで放映される『ONE on TNT III』で、ONEフライ級5位のリース・マクラーレン(29=オーストラリア)と対戦する、同級4位・若松佑弥(26=TRIBE TOKYO M.M.A)が公開練習を行った。

 若松は18年からONEに参戦。元UFCフライ級王者でONEフライ級GPを制したデメトリアス・ジョンソン(DJ)らに2連敗したが、19年8月に元ONEフライ級王者ユスターキオに右ストレートKO勝ちを収めた。DJ戦からは3連勝し、昨年の11月には1R KO勝利している。戦績は13勝4敗。

昨年10月、強烈なパンチで相手を追い込むマクラーレン。ヒザ蹴りで1R KO勝ちした(c)ONE Championship

 対するマクラーレンは、グラップリングを得意とする実力者。16年12月にはビビアーノ・フェルナンデスが保持するONEバンタム級王座に挑戦し、敗れはしたものの判定2-1の接戦を演じた。
 18年には、DEEPフライ級王者・和田竜光のONEデビュー戦の相手を務め、和田から判定勝ちを収めている。グラップリングだけではなく、前戦である昨年10月ではボディへの強烈ヒザ蹴りで1R KO勝利も収めている。戦績は14勝7敗。

 公開練習で若松は、師匠・長南亮氏が自ら持つキックミットやパンチミットに鋭い打撃を打ち込む。中でも遠間からの飛び込んでの素早いワンツーが印象的だ。

師匠・長南亮氏の持つミットに鋭い打撃を打ち込む若松(右)

 前戦で1R KO勝利しているマクラーレンの打撃には気をつけている。「自分の方が(打撃が)強い、ではなくてちゃんと警戒する」としつつも「相手が打撃に自信を持っているというのは”穴”なのではないか。(マクラーレンは)前回KOしているので、逆に打撃に自信を持ってグラップリング能力が落ちている可能性もある」と分析。
 マクラーレンは前戦の直後の昨年11月、ボクシングの試合にも出場しており、打撃に傾倒している可能性もある。

 マクラーレンの戦略を若松は「あえて打撃で倒しに来て、自分(若松)が熱くなった所をテイクダウンに来るのでは。半分くらいは、打撃でも倒そうと来ると思う。混ぜてくるのでは」と予想する。
 策として「(相手の圧力に)下がったらケージに詰められタックル取られたり押し込められたりするので、それを打ち負かすようなプレッシャー。なおかつ得意のステップワークを使いながら、爆発力を生かして戦っていきたい」とした。

 今回の試合は、4月7日に行われる王者アドリアーノ・モラエスvsDJのタイトルマッチ勝者への挑戦に繋がる一戦だ。若松は「この試合を踏み台にし、必ず勝って挑戦したい」と意気込む。

 モラエスとDJのタイトルマッチ予想として若松は「普通に考えたらDJなんですが、よくよく考えたら、勝ってほしいのはモラエス。ONEのチャンピオンとして世界に通用するというのを見せてほしい」とONEファイターとしてモラエスを応援したい気持ちがあると言う。

 3月に入ってからは、朝倉兄弟が所属するトライフォース赤坂にも出稽古に行き、朝倉海らとスパーリング練習もこなしてきた。若松は海とは「初めて肌を合わせ、強いし、試合にすごく近いイメージで出来た。技術面でも学べたし、次戦に向けてのテクニックが増えた」と得るものは大きかったと言う。

 また海の印象を若松は「頭が良い、知能ファイター。自分はどちらかと言うと考えないで戦うタイプだけれど、海選手は(戦略を)決めて、試合に持っていって戦う選手」と評価。さらに「(次戦のマクラーレンは)海選手より強くないと思う」と試合に向けての手応えも感じたと語る。

 朝倉海ら同じ日本人のトップファイターらとの練習を通じ、さらに経験を積んだ若松。強敵を倒し、タイトルマッチ挑戦に手をかけられるか。

▶︎次ページは、若松佑弥が前戦、完璧なタイミングの右ストレートでKOするシーン

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