【UFC】元RIZIN王者プロハースカ、レイエス戦前に奇抜な髪型で気合いを入れた理由
5月2日(日/日本時間)にラスベガスで開催される『UFC Fight Night』のメインイベントでは、元RIZINライトヘビー級王者イリー・プロハースカ(28=チェコ)が、UFCライトヘビー級2位ドミニク・レイエス(31=アメリカ)と対決する。
プロハースカはRIZINでは10勝のうち実に8勝が1R KOという強打者だ。
昨年7月にUFCでデビュー戦すると、ライトヘビー級6位のヴォルカン・オーズデミアに右フックで2RKO勝利。大会で最も優れたパフォーマンスを見せた選手(2名)に贈られる”パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト”も受賞した。
プロハースカは試合前の記者会見で「今回は、これまでと違った戦い方をする」と発言。
プロハースカといえば、低めのガードから繰り出される、強烈な打撃が印象的だ。しかし、前戦のオーズデミア戦では、1Rではほぼノーガード状態で戦っており、オーズデミアからの打撃をもらって腰を落とす場面も見られた。
プロハースカは「前の試合の1ラウンド目は、少し危険だった」と振り返る。「二度とあのようなことがないようにする。今回はアップデートしてきた。そうそう簡単に、腕が下がることは無いだろう。レイエスは非常に優れたストライカーだが、前の試合の1Rのようにはならない」とガードを上げたファイトスタイルに修正しているようだ。
さらに「レイエスはダウンを狙ってくるかもしれないが、どのような状況になっても大丈夫だ。それだけの準備はしてきた」と自信を持つ。
スタイルを変えたからと言って、プロハースカの闘志が下がっているわけではない。プロハースカは最近、髪型をスキンヘッドから、頭頂部の一部だけを伸ばし、後ろにまとめる昔の中国の「辮髪(べんぱつ)」のようなヘアースタイルへ変えている。
ファンからは「あの髪型以外は応援したい」など、若干戸惑い気味に受け取られているが、プロハースカはインタビューで「wifi 5Gアンテナみたいだろう」と冗談を言うが、「この髪型は、ムエタイの選手がワイクルーをするときにかぶる伝統的なヘッドギア”モンコン”をイメージしたものだ」と真面目に語る。
モンコンはムエタイ選手が頭部にかぶるアイテムで、龍になぞらえた神聖なお守りだ。勝利への祈願などが込められている。プロハースカは「どんな困難にも立ち向かう準備ができているということ。この髪型は、今週の試合のパワーを与えてくれる」とこの一戦にかける意気込みを表しているという。
この試合に勝利すれば、現王者のブラホヴィッチへのタイトル挑戦も見えてくる。しかしプロハースカは「勝ってもそれを要求するつもりはない。今はUFCでの旅を楽しんでいるから。このイベントで最高のものを見せたいんだ」と焦らず目の前の試合に集中していると語る。
プロハースカは、世界のトップクラス・レイエスに勝利し、王座への旅を進めることが出来るか。
▶︎次ページは(動画)プロハースカが髪型について説明、多角度から見られる
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