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【RIZIN】ムサエフvsサトシのライト級王座戦が遂に決定「どこからでも極める」(サトシ)=6.13

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2021/06/01(火)UP

ムサエフ(中央パネル)は既に来日、サトシ(左)と王座を争う

 6月13日(日)に東京ドームにて開催される『Yogibo presents RIZIN.28』の追加対戦カードが、本日1日発表された。

RIZIN ライト級タイトルマッチとして、トフィック・ムサエフ(31=アゼルバイジャン)vsホベルト・サトシ・ソウザ(31=ブラジル/ボンサイ柔術)の対戦が決定した。

 ムサエフは散打の世界チャンピオンにも輝いた殺傷能力の高いパンチを武器に、2015年から14連勝を突き進む。RIZINでは2連勝の後、19年のライト級トーナメントに参戦。決勝でベラトールの強豪パトリッキー・“ピットブル”・フレイレを下し優勝を飾った。

豪快な上からのパンチをクリーンヒットさせるムサエフ=19年大晦日、パトリッキーとのライト級決勝戦

 その後はコロナ禍と共に、昨年9月に始まった、アゼルバイジャンとアルメニアとの紛争『ナゴルノ・カラバフ戦争』での徴兵で2020年はMMA試合を行っていない。今回は緊急事態宣言下の東京で、ファン待望の参戦となる。
 現在ムサエフは、同門のウガール・ケラモフ(今回、斎藤裕と対戦)と共にすでに入国しており、隔離状態で最終調整を進めているという。

 対するサトシは数々の柔術世界大会で優勝を重ねた“柔術界の至宝”。こちらもRIZIN2連勝の後、ライト級トーナメントに参戦したが、1回戦でジョニー・ケースの打撃を左目に受け目が見えなくなりタップアウトで初黒星を喫した。
 しかし翌年8月に矢地祐介を1R TKOに下し再起、今年3月には元パンクラス王者・徳留一樹に三角絞めで一本勝ちしている。

 両者による王座戦は昨年末の大晦日にも構想されていたが、ムサエフが徴兵から戻ってこられず流れており、満を持しての対決となる。

前戦で下からの一本を極めるサトシ

 隔離中のムサエフは会見には出席できず、ビデオで「日本に戻ってきました。RIZINで必ずチャンピオンになるので期待していてください。東京ドームで会いましょう」と力強くメッセージ。
 
 対するサトシは「皆に良い試合を見せたい。私は柔術選手というだけじゃなく、MMA選手になった。RIZINのベルトを日本に取り戻したい」と意気込む。
 
 ムサエフ戦に向けての練習についてサトシは「ベルウッドジムで良く練習しており、自信を上げている」と、シュートボクシング世界王者・鈴木博昭のジムで打撃練習を磨いている。
 さらに「その後お兄ちゃん(ヨシオ)や(シュレック)関根さんとグラップリング。他の所は行っていない」と自身のジムで寝技を稽古すると言い、信頼出来る2つのジムで練習に励む。

「チャンスがあれば極めたい」とするサトシ

 サトシはムサエフについて「打撃がすごく強いが、あまりグラウンド(での攻防)を見せていない。投げのディフェンスが強い」とスタンド展開では優れたファイターと評価。

 試合展開については「チャンスがあればグラウンドに行きたい。でもグラウンドに行けないなら、(自分も)打撃をよく練習しているから、自分の打撃を信じる」と猛打のムサエフとの打撃勝負も厭わない。
 しかし最終的には「私のプランは、どこでも、上でも下でも柔術選手だからどこからでも極めたいだけ」と得意の柔術技で極めたいとした。

 今回からRIZIN MMAルールは、全てヒジ打ち有りのルールとなる。RIZINでヒジ無しの試合も行っているサトシは「いつも練習でヒジを使っている。試合だけヒジを使っていないけど、あまり気にしない」と、ヒジ有り無しはあまり試合に影響しないとした。

<対戦決定カード&選手データ】>
▼RIZIN ライト級タイトルマッチ RIZIN MMAルール 71.0kg
トフィック・ムサエフ(31=アゼルバイジャン)/178cm 体重:71.0kg/戦績18勝(14KO/1一本)3敗/主なタイトル:19年RIZINライト級GPトーナメント優勝
vs
ホベルト・サトシ・ソウザ(31=ブラジル/ボンサイ柔術) 身長180cm 体重:71.0kg/戦績11勝(4KO/7一本)1敗/主なタイトル:初代REALスーパーライト級王座(2016年)、世界柔術選手権 茶帯レーヴィ級 優勝(2010年)アジア柔術選手権 黒帯レーヴィ級 優勝(2014年、2015年)16年同大会黒帯メジオ級 優勝

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