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【RIZIN】辛勝の王者・斎藤裕が「厳しい試合、内容は紙一重」と激闘を振り返る、初防衛戦に向け「しっかりやる」

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2021/06/13(日)UP

ミドルキックを食い込ませる斎藤

 6月13日(日)東京ドームで開催された『Yogibo presents RIZIN.28』で、RIZINフェザー級王者・斎藤裕(パラエストラ小岩)は、11連勝中の強豪ヴガール・ケラモフ (ORION FIGHT CLUB/アゼルバイジャン)に、2−1のスプリット判定で勝利した。

 試合後のインタビューで斎藤は「全体的に厳しい試合でした。ケラモフ選手は強い試合でした」と振り返る。
 ケラモフについて「パワーはあると思っていた。実際に試合をしていても、序盤の力や勢いは凄かったが、後半になるに連れて失速するかなと思っていた。内容は紙一重だったが、後半頑張ったことが良かったかなと思います」と相手のスタミナを考えながら戦っていたと言う。

被弾上等で突っ込んでくるケラモフ(右)

 1R終了時点で、相手の戦い方を「テイクダウンからトップを狙う作戦だろう」と読んだ斎藤。
 勝因は「自分が気持ちを切らさず動き続けようと思ったことが良かった」と動きを切らさなかったことだと語る。

 1Rでは斎藤の右まぶたからの出血で一時ストップがあった。斎藤は「後で映像をスローで見たけど、(相手の)頭じゃないかな。硬い所が当たったので」とバッティングだったのではと言う。さらに「(バッティングか打撃によるカットか)出来れば明確にしてほしかった」とも。
 もっとも打撃での出血であっても「ギリギリ止められるまでやってやろう」と決意していたと言う。

右目上の傷跡も生々しいままコメントする斎藤

 試合後にはケラモフに語りかけるシーンもあった。斎藤は「僕自身判定2−1で負けたこともあるのですが、2-1で勝って。こんな大変な中、日本に来て試合をしてくれることを選んでくれたので。隔離とかも大変だったと思うんですけど、伝わってないかもしれないですけど、その思いを伝えた」とコロナ禍の中、来日してくれた感謝を伝えたと言う。

 この後のメイン試合は、フェザー級の強豪2人、朝倉未来vsクレベル・コイケだ。斎藤は「今日勝てたので、次は防衛戦ですね。(メインで)勝った方とやることになると思う。ちゃんと試合を見て、しっかりやりたいと思います」と、この先の初防衛戦に向けて意気込んだ。

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