【K-1】不可思「“自分の強さを一番出せる形”がやっと掴めてきてる」対する田村陽典は約9年ぶり復帰へ意気込み=7.17
7月17日(土)福岡国際センターで開催される『K-1 WORLD GP 2021 JAPAN』の[スーパーファイト/K-1スーパー・ライト級]で対戦する 不可思(30=クロスポイント吉祥寺)と田村陽典(35=PURGE TOKYO)のインタビューが主催者より届いた。
不可思はこれまでに5本のベルトを手にした実力者で、2019年からはK-1グループに参戦。前戦は今年3月の『K’FESTA.4 Day.1』で山崎秀晃にKO負けを喫した。
前戦は「1Rにやられちゃって結果はよくなかったんですけど、あの短い中でも自分の中では手応えとか収穫はあって、全然自信は失っていないです」、「言葉で説明するのは難しいんですけど、リングの上で向かい合った時に“あれ、思ってたより行けるな”みたいな感じがあって、そこで作戦と全然違う戦い方で行っちゃったのが自分の弱さだと思います」と振り返る。しかし、”いい感覚”があった結果であるため、自信も持っているという。
「“自分の強さを一番出せる形”というのがやっと掴めてきてるなという感じです。山崎戦は(試合を)楽しみたくて、相手が一番やりたいこと、こっちがやるべきじゃないこと=打ち合いに行っちゃって。試合を楽しむのはこないだまででいいだろうと思っているので、これからはチームのためにも、練習でやってきたことや作戦を冷静にやれるようにしようと思っています」と反省を次へ生かしていく姿勢だ。
対戦相手の田村に対しては「試合映像を2つ見たんですけど、すぐ終わっちゃって。相手の動きがあまり見られなくて、参考にならなかったです。気を引き締めてしっかり勝とうっていう感じです」と油断しない構えだ。
今回のテーマを不可思は「熱く打ち合いに行くとか楽しみに行くとかじゃなく、熱さを忘れず冷静にやれるようにならないとダメだなと思います。それが前回の試合でハッキリ思ったので、テーマです。やるべきことを冷静にきっちりやる。思いっきりやれば自分はスッキリするんですけど、周りの人のためにも、やるべきことをきっちり冷静にやろうと思います」と語る。
「自分のいいところは倒しに行くところだと思うので、それは忘れないように。お客さんを盛り上げたいという気持ちを忘れないで、やるべきことをしっかりやって。それができればスーパー・ライト級のトップで勝っていける自信はあるので、ここからしっかり結果を見せていきたいです」と意気込み、「熱く盛り上げることを忘れずに、きっちり結果を出していくので、楽しみにしていてください」とファンにメッセージを送った。
対する田村の前戦は2012年2月の『Krush.16』。その後地元・福岡に戻り、2018年には自らのジムも開設した。今回、約9年ぶりの復帰戦がK-1の大舞台となる。
現在は福岡在住のまま、久保優太や木村“フィリップ”ミノルと同じPURGE TOKYOに所属し「月1回のペースで東京に来て矢口さんに指導してもらって、そこで教えていただいたことを福岡の自分のジムで練習して、また東京に来て……というペースで練習しています」と2拠点体制をとる。
今回の対戦を「2年前に不可思選手がK-1に初参戦した試合を見て『こんなにすごい選手がいるんだ!』と思ったんですよ。まさか自分がその選手と試合をすることになるとは思っていなかったので、大チャンスだと思っています」と喜び「すごく熱い試合になるんじゃないですかね。見ていて面白い殴り合い・倒し合いになると思います」と予想する。
自身を「僕はテクニシャンじゃないので、ガンガン前に行って倒すか・倒されるかの試合をするのが持ち味だと思います」と評す田村は、「試合としては、判定決着じゃなく倒す試合、『田村の試合は面白い』と思ってもらえる試合ですね。一戦一戦、悔いが残らない試合をしたいです。あとはタイトル・ベルトが欲しい。小さい頃から格闘技をやってきて、自分が格闘技をやってきた証を残したいです」と復帰戦の目標を語った。
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