【RISE】10か月の沈黙破り復活の田丸辰がトーナメント最年少制覇を宣言「10代で53kg最強を証明する」
7月18日(日)エディオンアリーナ大阪・第一競技場にて開催される『Cygames presents RISE WORLD SERIES 2021』。同大会の「RISE DEAD OR ALIVE-53kgトーナメント」の1回戦で政所仁(22=魁塾/WBKF世界スーパーフライ級王者)と対戦する田丸辰(19=TRY HARD GYM/初代RISEスーパーフライ級王者)が公開練習を行った。
まず行われたシャドーでは、サウスポーの構えから左右に回りながら鋭い左ジャブ。左足のカットからロー、カウンターの左ストレート。田丸自身が「ジムのメンバーとチームと対策はしていて、動きのイメージは固まってる」と評価するとおり、目の前に相手がいるかのような動きを見せた。続くミットでも、ジムの代表代行を務めるHIROYAが持つキックミットへ、ジャブを起点にしたバリエーション豊富なコンビネーションを連打。「想定外の動きが来ても対応できる」と、柔軟な対応力の成長もうかがわせた。
昨年9月の大﨑一貴戦以来の復帰戦がトーナメント1回戦となった田丸。この期間中に左手の拳を手術していたというが「この期間中も右手を上手く使って練習していました。時間を無駄にしたつもりはありません。今まで足りなかったものを見つめる期間でした」と、自身にとって実りある時間を過ごしたと語った。
1回戦で対戦するのは、田丸がRISEスーパーフライ級王者時代の19年5月に初防衛戦の相手として迎えた政所仁。「手足が長くてテクニックもあって、何でもできる選手」とその実力を高く評価する田丸は、政所の成長を認めつつも「成長しているのは相手だけじゃないと言いたいですね。前回と結果は変わりません」と政所を返り討ちに果たすと宣言する。
その政所との初戦はタイトルマッチであったために5R制で行われた。今回のトーナメントは3R制となるが、田丸は「自分は3Rのほうが強い」と豪語する。それもそのはず、田丸が過去に喫した2敗はそれぞれ5R判定と4R延長判定。19年9月の鈴木真彦戦では4R延長判定負けを喫したが、3R本戦時点の判定はジャッジ1名が田丸を支持する分のいいドローだった。「3Rで同階級の選手に負けたことはない」という田丸にとって、3R制は好材料となっているだろう。
同門には他団体で活躍する龍聖や、RISE QUEEN王座を奪取した宮﨑小雪など、同世代で華々しい活躍を見せる選手が揃う。仲間たちの活躍を祝福しながらも「TRY HARD勢がみんな活躍していて我慢していた部分もあります」と、悔しい思いを抱えていた田丸。それだけに「今回のトーナメントでは爆発させたいですね」と思いは強い。
唯一の10代として参戦するこのトーナメントは、田丸の今後を占う重要なキーとなるだろう。「応援してくださる方のためにも、10代で53kg最強を証明したい」と決意を語る田丸。10か月の沈黙を破り復活を果たす天才児は、強豪ひしめくトーナメントでどんな輝きを見せるか。
☆RISE公式サイト=7.18『RISE WORLD SERIES 2021』全カード、チケット、スケジュールなど
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