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【KNOCK OUT】花岡竜、濱田巧、心直、空龍が空位のBLACKスーパーフライ級王座を争うトーナメント出場、安達浩平と響波がREDバンタム級王座決定戦

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2021/08/12(木)UP

初代KNOCK OUT-BLACKスーパーフライ級王座を争う(左から)濱田、花岡、心直。もう1名の空龍は会見を欠席

 9月25日(土)東京・後楽園ホールにて開催される『KNOCK OUT 2021 vol.4』の対戦カード発表記者会見が12日都内にて行われた。

 本大会では[初代KNOCK OUT-BLACKスーパーフライ級王座決定トーナメント]の開催が決定。4選手がワンデートーナメントで王座を争う。

 出場選手は花岡竜(17=橋本道場)、濱田巧(26=team AKATSUKI)、心直(しんた・20=REON Fighting Sports Gym)、空龍(くうりゅう・試合時17=空修会館)の4名に決定。1回戦の組み合わせは後日発表されるという。

心直

 心直は日本屈指のテクニシャン・健太の愛弟子。昨年12月にはREBELS REDスーパーフライ級王者・老沼隆斗と対戦し、敗北したものの延長判定までもつれ込む大接戦を見せた。
 心直は本トーナメントに向け「(4選手の中で)僕が一番弱くね?と思いましたが、トーナメントに選ばれたことを考えて、全部KOして一番面白かったと思われる選手になりたい」と意気込みを語った。

濱田巧

 濱田は元REBELS-REDライト級王者・良太郎を師に持ち、レベルスを主戦場に叩き上げられたファイター。老沼隆斗、白幡裕星と競り合う粘り強さを武器とする。
 濱田は「一番会場を盛り上げて、2試合とも勝ってベルトを巻く」と、悲願の王座奪取に向け決意を語った。

 花岡は名門・橋本道場においても著しい成長を見せる有望株。今年5月の『KNOCK OUT 2021 vol.2』では日本四冠王・松﨑公則をヒジで切り裂きTKO勝利。7月には同門の先輩・宮元啓介の代打としてNO KICK NO LIFEに出場。元ルンピニー王者のウィサンレックMEIBUKAIを完封する実力の高さを見せつけた。
 花岡は「他の選手を見る限りだと優勝できると思っています。2戦2勝2KOでベルトを持って帰ります」と、同門の白幡裕星が持つKNOCK OUT-REDスーパーフライ級のベルトにBLACKのベルトを並べるスーパーフライ級完全制覇を宣言した。

花岡竜

 空龍は広島出身の16歳(試合時17歳)。ここまで8戦し、7勝(3KO)1分と無敗をキープする西日本注目の有望株である。今回は会見を欠席したが「いただいたチャンスに感謝し、このチャンスを活かせるようにがんばります。練習したことをしっかり出して優勝します」と、コメントを寄せた。

 若き実力者が顔を並べる中で、宮田充プロデューサーが優勝候補と目したのは花岡竜。花岡自身も「空龍選手はアマチュアの頃から知っているけれど、他の選手は眼中にない」と、絶対的な自信を見せた。

花岡の前蹴りが元ルンピニー王者の顔面にヒット

 その花岡の発言を受けた心直は「僕が花岡選手の立場ならそう言います」と、現在の立ち位置に理解を示すも「ひっくり返す準備はこれからします。健太会長がKrushの-70kgのベルトを獲ったとき(2011年7月16日)に宮田さんが健太会長の手を上げたので、僕はそれを再現する」と師・健太の戴冠時の名シーン再現に意欲。
 また濱田も「ワンデーなので何があるか分かりませんので、そこの何かをたぐり寄せたい。安達君に勢いを作ってもらって、僕も勢いで獲りたい」と、同日バンタム級王座に挑む安達浩平との同時戴冠に向けた決意を語った。

KNOCK OUT-REDバンタム級王座決定戦に挑む、安達浩平(左)と響波

 また初代KNOCK OUT-REDバンタム級王座決定戦の実施が決定。安達浩平(33=team AKATSUKI)と響波(20=Y’s glow)により王座が争われる。

 この王座を争う戦いは、2020年2月からREBELS-RED 53.5㎏級王座決定リーグ戦としてスタート。今年2月のREBELSブランドの封印に伴い、KNOCK OUT-RED王座を争うリーグ戦となった。当初は6選手参加により開幕したが、新型コロナの影響で大会中止や延期が相次ぎ、スタート時点の予定からリーグ戦の期間が延長。その間に3選手が参加辞退したものの、安達が6点、響波が4点の勝ち点を獲得し王座決定戦にコマを進めた。

安達浩平

 安達と響波はリーグ戦において、昨年12月に対戦。このときは安達がパンチを中心とした圧力でペースを握り、響波を3-0の判定で下した。今回はベルトを懸けての完全決着戦となる。

 安達は長かったリーグ戦を振り返り「やっとタイトルマッチまで来たので、絶対に目の前の赤いベルトを獲ります」と強い意気込み。前回の対戦からパワーやスタミナに成長を感じているといい「今回はKOで仕留めたい」と、文句なしの形でベルトを獲る意欲を見せた。

響波

 対する響波は「前回は判定負けしてしまって、すごく悔しかった。試合をしてみて手応えはあったので、次は勝てる」と勝利に自信。安達のパンチに対し「自分の長所は足を使う攻撃」と蹴りで対抗する構え。「安達選手にKOされる前にKOしたいと思います」と、こちらもKO決着に強い意欲を見せた。

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