【ボクシング】パッキャオ「引退を考えている」試合中には足が痙攣「身体のことも考えねばならない」
本日22日(日本時間)米ラスベガスにて行われた『WBAスーパー世界ウェルター級タイトルマッチ』でWBAウェルター級休養王者のマニー・パッキャオ(42=フィリピン)がWBA同級スーパー王者のヨルデニス・ウガス(35=キューバ)に判定負けを喫した。
試合は一進一退、パッキャオの細かいパンチがヒットもウガスのリーチあるジャブ、そして強烈な右フックに苦しんだ。
【動画】ウガスの強烈な右フックがパッキャオを捉えるスロー映像
試合後のリング上では「今後についてはもう少し休んでから考えます」と引退の明言を避けたが、試合後、ESPNのインタビュー映像では「今は、引退を考えている」と打ち明けた。
試合を振り返って「100%の出来じゃなかった。2、3ラウンド、両足が痙攣を起こし、動けなかった。もし足の状態がこうでなかったら、アウトボクシングができたが、足が完全に止まってしまった。年齢は大きいかもしれないが、予想外に足の痙攣が起きてしまった」
2週間前にサウスポーのエロール・スペンスの怪我で急遽相手がオーソドックスファイターのウガスに変わった。サウスポー対策をしてきたが、戦い方を変える必要性があった。
短期間で試合を受けたことは後悔しているかとの質問に
「後悔はない。私はファイターだ。これはボクシングだから、こう言うことが起きても仕方がない」
そして現役を続けるかとの問いには
「今は、引退を考えている」とし「多くの若い選手達が活躍し始めた。私も記録の上でボクシング界に貢献したと思う」と語った。
史上2人目の6階級制覇王者(海外では8階級制覇と紹介されることが多い)、戦績は62勝(39KO)8敗2分。これで本当に最後となるのか。
試合後の記者会見でも「心の中では戦い続けたいと思っている。しかし、自分の身体のことも考えなければならない」と今度こそ引退の可能性は大きいようだ。
パッキャオは16年4月にティモシー・ブラッドリーとの試合後、リング上で引退を表明。それから5年以上が経過した。現在フィリピン上院議員のパッキャオ、5月には大統領選挙を見据える。
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