【ONE】過酷な世界GP初戦突破の平田樹「自分の穴がよく見えた」と反省も、“予想する次戦”のキック・ムエタイ2冠王スタンプとの打撃勝負に覚悟
9月3日(日本時間)にシンガポール・インドアスタジアムで開催された格闘技イベント『ONE:EMPOWER』の女子アトム級ワールドグランプリ1回戦(準々決勝)でアリース・アンダーソン(米国)に判定勝利を収めた平田樹(22=フリー)の試合後のコメントが主催者を通じて届いた。
【動画】平田の豪快投げが炸裂!アンダーソン戦の激闘ハイライト映像が公開
平田は試合後の感想を聞かれると「ん~、まだまだって感じですかね」と開口一番。続けて「(試合の中で)色んなことをしました。打撃もしたし、グラウンドもしたんですけど、パウンドとかポジションのキープは良かったと思います。でも、それ以外の寝技や立ち技の技術も練習してきたので、それを出せなかったのが悔しいです。次の試合に向けてまた頑張れる課題ができたので、まずは勝てて一安心」と、胸を撫で下ろした。
観戦した誰もがヒヤっとした、3Rに相手のパンチを貰いダウンした場面については「初めてパンチで倒れたので、新鮮な気持ちです。グラつくよりかは、一瞬天井が見えて意識はずっとあったので。ダウンというか、一瞬倒れたくらいですぐに立て直せました。でも絶対に次は打撃が強い選手が来ると思うので、こんなもんじゃないんだろうなって思います」といい、「自信はあるし落ち着いてはいたんですが、試合で出せなかったら意味ないなってすごい思ったし、他の選手を見ているとやっぱり打撃の選手が強いので、自分の穴がよく見えた反省の試合だったと思います」と、改めて次戦に向けて気を引き締める。
見事初戦を突破し、4強入りを決めた平田。次の準決勝の組み合わせはファン投票によって決められるが、その候補となるのは、同級1位のデニス・ザンボアンガを下した元RIZIN王者のハム・ソヒ(韓国)、同級2位のメン・ボーから番狂わせ勝利を飾ったリトゥ・フォガット(インド)、アリヨナ・ラソヒナに雪辱を果たしたスタンプ・フェアテックス(タイ)だ。
平田に誰と準決勝で当たるか、その予想を尋ねると「ファン的にはスタンプ(との対戦)の票が多いと思うので、自分の予想ではスタンプかなって思います」と即答。試合の流れを問われると「完全な打撃の選手なので、すごい打撃に拘って来るだろうなと思います。今日、自分がダウン取られたところとか見られると、やっぱり打撃に穴があると思われると思うので、(彼女との試合は)グラウンドなしの打撃だけだなって思いますね」と、キック・ムエタイとONEの立ち技部門で2冠に輝いたスタンプとのスタンド勝負を辞さない構えだ。
元RIZIN王者ハム・ソヒとの対戦については「一番注目されていて、一番強いって言われているだけあるし、経験してきた場数が違うので、やってみたいという気持ちもあるんですけど(自分の)今日の試合を見る限りもっともっと練習しないと手の届かない存在なんじゃないかなと思うので、もっとやらなきゃなって思います」と、更なる進化を心に誓う。
世界8カ国からの強豪が集まった今回のトーナメント、日本代表として戦うことがモチベーションになると話す平田。
優勝者には、現世界王者のアンジェラ・リーへのタイトル挑戦権が与えられるが「今日の相手もそうなのですが、アンジェラ・リーは身長も大きい選手なのでリーチも長いしフィジカルの強さもあると思います。それに負けないようにどう対策するかだとは思いますが(彼女は)柔術もできるし、グラップリングも上手だし、打撃もできる穴の少ない選手なので、気持ちでぶつかる試合になるのかなと思います。ずっと対戦してみたいと思っていたので、トーナメントで優勝してアンジェラ・リーに挑みたいです」と、強い決意を見せた。
▶︎次ページは【動画】平田の豪快投げが炸裂!アンダーソン戦の激闘ハイライト映像が公開
- 1
- 2
- ≪ 前のページへ
- 次のページへ ≫
●編集部オススメ
・【ONE】平田樹がダウンの危機を乗り切りアンダーソンに判定勝利、WGP準決勝進出
・【ONE】本日、女子アトム級WGP開幕!“日米対決”の平田樹がアンダーソンとバチバチ睨み合い「俺は強い、リプでパワー送って」と気合十分
・【ONE】無敗の平田樹、試合直前“マッスル”ボディ公開「このグランプリに懸けている思いは誰よりも強い」=9.3女子アトム級WGP
・【DEEP JEWELS】ケイト・ロータスが黒ビキニのマッスルポーズで計量パス「明日は死ぬ気で勝ちにいく」
・【DEEP JEWELS】沖縄出身にっせーがまたも番狂わせTKO勝利、古瀬美月を破りトップ戦線に再浮上
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします
TwitterでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!
Follow @efight_twitインスタグラムでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!