【K-1】約4年ぶり再戦の金子晃大と晃貴「技術も戦いぶりも全部レベル上げていきたい」(金子)=9.20
9月20日(月・祝)神奈川・横浜アリーナで開催される『K-1 WORLD GP 2021 JAPAN〜よこはまつり〜』の「スーパーファイト/K-1スーパー・バンタム級/3分3R・延長1R」で対戦する金子晃大(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)と晃貴(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)のインタビューが、主催者より届いた。
■金子「もちろんチャンピオンになることは目標です」
金子は約1年ぶりの試合となる今年3月のK-1日本武道館大会・鬼山桃太朗戦でのKO勝利を「試合前に言っていた通り、ずっと強化してきたパワーは証明できたと思います。試合を休んでいる一年間で何が変わったかって言ったらパワーなんで」と振り返る。そのパワーとは「パワーだけじゃなくて“倒す力”っていうんですかね。フィジカル的なこと、技術的なこと、それも全部含めて“倒す力”をつけることを意識してきました」と語る。
そして「もっと色んな技を練習してきたんで、そこは出したかったですね。ただ試合は相手あってのことなんで、やってきたことが全部出せるとは思ってないっす。次の試合で前回出せなかったものを出したいと思います」と次戦へ意気込む。
前戦以降意識してきた練習については「相手の攻撃を被弾しないで、倒すことですね。前回の試合でもほとんどもらわなかったんですけど、一発ももらわずに仕留める。より正確性が増したKOができるような練習をしています。僕って強引に倒しに行く印象があるかもしれないけど、技術を一番に考えているし、そういうKOを見せたいですね」とコメント。
対戦相手の晃貴とは17年1月に対戦して以来、4年8カ月ぶりの再戦となるが、また戦うことになるとは思っていなかったという。「一回KOで勝っているんで完全決着がついたと思ってるんですよ。同じ階級だったら誰とでもやる可能性はあるんですけど、相手候補で頭に浮かぶ選手ではなかったですね。まあ自分は試合が組まれたら誰とでもやるし、一度KOで勝ってるからと言って楽に勝てるとは思ってないですよ」とし、晃貴の印象を「根本的なところは自分とやった時とは変わってないと思います。そこに経験がプラスアルファされたって感じです」と分析する。
自身を前回の晃貴戦から「あの時とは比べものにならないっす。デビュー当初はただ勢いとポテンシャルだけで勝ってたようなもんなんで(苦笑)今は格闘技に対する取り組みも変わって、プロのファイターとしての経験も積んで、全体的に変わっていると思います」と成長に自信を見せる。
「前回の鬼山戦がKOだったんで印象に残っている人が多いと思うんですけど、今はあれ以上に強くなっているので、そういう姿を見せたいです」という金子。今後の目標は「もちろんチャンピオンになることは目標です。あとは自分の強さを証明したいですね。自分は圧倒的な存在になりたくて、それは技術もそうだし、戦いぶりもそうだし。全部のレベルを上げていきたいです」と語った。
■晃貴「金子選手にリベンジするチャンスが来たことが一番うれしいです」
対する晃貴は昨年11月のK-1福岡大会以来、約10カ月ぶりのK-1参戦となる。試合に向けて「いい感じですね。前回の試合(5月のKrush後楽園大会で黒田勇斗に判定勝利)が終わって、すぐオファーをいただいて。間隔をあけずに練習できているので、今までにないぐらい良い感じです」と好調をアピール。
試合がコンスタントに続いた方が、良い調整ができているという。今年は2戦2勝(1KO)と好調で「最近の試合では自分の良いところを出せているのかなと思います。変に考えすぎずに、自由に戦って、それが勝利の要因かなと」と分析する。
練習での変化では「今まではがむしゃらにやるだけだったんですけど、最近は対戦相手の映像をたくさん見て『ここに隙があるな』とか分析したり、KRESTの(渡辺)雅和さん、(上松)大輔さん、高萩(ツトム)さんたちと相談して、作戦を練るようになりました」とコメント。作戦や戦略が良いほうに働いているようで「最近はそうですね。その方が戦いやすいです。研究もきっちりやるようになりましたし、研究はやった方がいいですよ」と笑う。
対戦相手の金子を「パワーもあって、スピードもあって、テクニックもあって完璧な選手という印象があります」と評す晃貴は、今回の約4年ぶりの再戦を「かなり前の試合なので、試合内容はあまり覚えてないんですけど、Krushのデビュー戦でド派手にKO負けしたことは覚えています。だから今回“よこはまつり”という大舞台でリベンジするチャンスが来たことに燃えています。ずっと金子選手にはやり返したいと思っていたし、まさかこんな大舞台で再戦できると思っていなかったんで本当に燃えています」と意気込む。
金子にリベンジしたいという想いはずっとあったといい「初めてKrushのリングに立つということで、めっちゃ気合い入ってたのに負けたんで…。とにかく悔しくて、ずっとリベンジしたいと思っていました」と語る。金子は攻撃力、特にパンチに定評があるが「パンチが速くてキレもあるので、そこには気をつけたいです。そのうえで金子選手はパンチだけじゃないので、それ以外の部分にも注意しています」と警戒する。
横浜アリーナ大会への出場に対して「めっちゃうれしいですね。こんな大きい舞台でやるのは初めてなんで。でも今回に関しては金子選手とやれること、金子選手にリベンジするチャンスが来たことが一番うれしいです」と、大きな会場で試合をすること以上に、金子戦を心待ちにしている様子だ。
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