【RISE】寺山日葵、小林愛三との最強決定戦を振り返る「誰にも負けない自分のスタイルを突き詰める」
9月12日(日)東京・後楽園ホールにて開催された『RISE GIRLS POWER.5』のメインイベントで、初代RISE QUEENフライ級王者・小林愛三(25=NEXT LEVEL渋谷)を下した初代RISE QUEENミニフライ級王者・寺山日葵(20=TEAM TEPPEN)が試合後インタビューに応じた。
国内最強決定戦として、多くのファン注目を集めていた寺山vs小林の一戦は、メインイベントらしくハイレベルな攻防となった。序盤は距離の取り合い、長い距離の寺山に小林はミドル、ハイで対抗する。寺山は後半Rで、距離を取りながらパンチからミドルキックを入れるなど主導権を握り、判定2-0(30-29×2、29-29)で接戦を制した。
「国内最強と言われている選手に、ギリギリでしたが勝つことができてホッとしています」と安堵の表情を見せた寺山。「相変わらず反省点が多かったです。反省の気持ちでいっぱいです。自分の理想としていた戦い方ではなかった」と国内最強決定戦を制した試合後も、謙虚な姿勢だった。
まだまだ自身では、試合内容に納得はいっていないが「試合中に別のプランに行くことの切り替えはできてよかった」という。試合中に、小林の蹴り技のテクニックを見てパンチでの攻防に切り替えることが出来た。「今まではパニックになっていたので、切り替えられたのは少ない良かったところ」との確かな手応えを感じている。
対戦した小林については「国内最強を決めることもあるし、気迫や王者としての貫禄があって圧を感じて怖かった。蹴りが上手かったです。お手本にしていた蹴りだったなと感じました」との印象を述べる。
小林のパワーを警戒して、寺山は自身の打撃のみ当てることを念頭において試合を進めた。「貰ったら終わるなと感じていました。小林選手の方がパワーとフィジカルは強かったので、ここで貰ったら危ないなと思って、自分のダメージが受けないようにしました」というように、小林の打撃をいなしての勝利だ。
今後については「自分のスタイルを突き詰めていきたい。ダメージを貰わず自分だけ当てることや、生まれ持ったリーチを生かして戦うファイトスタイルを突き詰めれば強くなると思う。GIRLS POWERという舞台をもっと大きく、女子選手が集まってくる場所にしたい。拡大や盛り上げに少しでも役に立てたらなと思います」との展望を話した。
今大会では、寺山の首を狙うAKARIがTKO勝利を収めるなどの戦いを見せた。AKARIのみならず、多くのファイターが女王寺山の首を虎視眈々と狙っている。「注目されているのはありがたいし、追われている立場は引き締まるので、誰にも負けないように自分のスタイルを突き詰められるようにしたい」とそのファイターたちを迎え撃つべく、更なるステップアップを見据え、大晦日参戦について聞かれると「オファーがあればやりますし、ジャニーズカウントダウンがあれば見ますし」と語った。
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