【ONE】世界グランプリ制覇に挑むアンディ・サワー「このベルトを獲れなかったら、100%引退する」とキャリア終止符の覚悟=10.15
10月15日(金)シンガポール・インドアスタジアムでオール立ち技の大会『ONE: FIRST STRIKE』が開催される。本大会では[ONEフェザー級キックボクシングワールドグランプリ]が開幕。
準々決勝でマラット・グレゴリアン(30=アルメニア)と対戦するアンディ・サワー(38=オランダ)の試合前インタビューが主催者から届いた。
【動画】必殺のレバーショット&右クロスは炸裂するか!?伝説アンディー・サワーのハイライト映像
「もう既に自分が最高だということを世界に見せつけましたが、もう1度やってやる、そんな気持ちです」と言うサワーは、現シュートボクシング世界スーパーウェルター級王者で、K-1 WORLD MAX 2005・2007世界王者でもあり、長く世界のトップに立っているキックボクサー。
数々のタイトルを持つベルトコレクターで、キックボクシング・ムエタイを合わせ、17度の世界王座を獲得している。ONEでは勝ち星に恵まれず、2018年、19年と2度参戦したが連敗。しかし昨年の12月、中国の世界王者ジャン・チャンユを相手に完勝、復帰を遂げた。
今回のグランプリに向け「(メジャータイトルを獲得する感覚は)とても感動的ですし、強烈です。もちろんやみつきになります。こういう感覚を味わうには、ただやるだけ、やってみるしかない。このベルトを獲れなかったら引退するだろう。100パーセント。もし勝てたら再び世界の頂点です」と語る。
対戦相手のマラットを若く生きが良いと評すが、今まで戦ってきた選手を思えばマラットと戦わない訳がないとし「タフな試合になるな、厳しくアグレッシブな試合になるだろう、そう思いましたよ。でも楽な道は歩みませんから、やってやりますよ」と意気込む。
また、次世代の選手マラットが「イッツ・マイタイム」とコメントしていたことに対しては「もちろん彼が今の世代のファイターです。だって僕はもうすぐ引退目前まできていますから。彼が言っていることはある意味正しいですよ」と認める一方、「ただそれは、これまでの対戦相手に勝利を渡してきたようなやり方をマラットにするという意味ではありません。僕はこのトーナメントが自分のキャリアの最終章であることを理解していますし、それに僕が発する一言一言がファイターとして最後の言葉になることも分かっています。そして、今僕がやっていることが、何か普段とは違うなという感覚があります。スピリチュアルと言えば良いでしょうか。自分の強さを感じます。今何歳であろうと関係なくて、これまで自分が成し遂げてきたこととかも関係なく、そしてマラットが過去に積み上げてきたことも関係ありません。全ては今週金曜日に起きるわけですから」と勝利を渡すつもりはない。
マラットのパワーやスタミナに対しては「僕にもガスタンクはありますよ。これまでスタミナが切れたことなんてないし、勝利への気持ちが切れたこともありません。厳しい試合でも耐える凌ぐためのパワーをいつも持っていますから。これはガチンコ勝負ですから、花火がぶち上がりますよ。ゲームをするためにやっているのではないし、この試合だって逃げません。この9分間のためにここにいるんですから」と自信を見せる。
そして、サワーはマラットに対し「僕にとって最後の試合の1つになるかもしれません。共にしっかり準備をして花火をぶち上げよう」とコメントを送った。
最後に日本のファンに向け「もし完璧が存在しないとしても、それを目指して努力を惜しまないでください。そうすれば学び続けられます。学び続け、常に心をオープンに、決して傲慢にならずに、攻撃的にならずに。健康第一で、そして誰に対してもスポーツマンらしく。そうすれば成長できるはずです。それが大切なことです」とメッセージを送った。
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