【RIZIN】超新星で注目の伊澤星花が「アグレッシブに攻める」と下剋上発言、浜崎朱加は「勢いがあって、極めが強い」と警戒
12月31日(金)さいたまスーパーアリーナにて開催される『RIZIN.33』の追加対戦カード発表会見が9日、都内で行われ、6試合の追加カードが発表された。女子MMAルールでは、浜崎朱加(AACC=39歳)と伊澤星花(フリー=24歳)の注目の一戦が組まれた。
浜崎は柔道から2008年にMMAへ転向。09年10月にプロデビュー後一本勝ちを重ね、10年12月にジュエルス初代ライト級王座を戴冠。18年の大みそかには浅倉カンナを破り、RIZIN女子スーパーアトム級王者に輝いた。19年の大みそかではハム・ソヒと激闘を繰り広げるも判定負けで王座陥落。20年8月の前澤智からアームロックで一本勝ち。昨年大みそかに山本美憂とソヒが返上した王座をかけ対戦し勝利。再び城王子返り咲いた。今年3月には浅倉カンナ、9月に藤野恵実を下して連勝中だ。
対する伊澤は、レスリング、柔道、女子相撲で実績を残し、20年10月にMMAデビュー。ARAMIを下して、11月にSAKURAを圧勝。12月に本野美樹から判定勝利。今年6月に本野を破って、わずか8ヶ月でDEEP JEWELS王者となった。10月にはパク・シウから判定勝ちを収め、超新星として注目を集めている。
会見で浜崎は、「相手の伊澤選手は若手で勢いのある選手なので、ワクワクしています。しっかり力の差を見せつけて、大みそかなので一本で勝ちたいと思います」と意気込みを語れば、伊澤は「昨年、MMAデビューした女子格闘技の超新星の大学院です。みんなが憧れのRIZINの舞台で試合ができることができて光栄です」と声を弾ませた。
どんな点をアピールしたいのかと聞かれた伊澤は、「アグレッシブに攻める姿を見てほしいです」と笑顔とは裏腹の発言をして驚かせた。礼儀正しい印象の伊澤だが、リングに上がれば別人のように豹変する。今年9月のDEEP JEWELS 34では、先輩の長野美香や富松恵美といったベテラン勢からグラップリングタッグマッチで次々と一本勝ちを奪い、主役の座を勝ち取った。さらに9月のパク・シウの試合では、相手の反則で顔を晴らしながらも勝利を収め、実力に勢いがプラスされている。
浜崎は伊澤を高く評価しているようで、「柔道、レスリングベースで極めが強い」と警戒する。最後まで伊澤は、「尊敬する浜崎選手は、強くてカッコいいです。試合では元気良く、自分のペースで戦います」とあくまでも謙虚の姿勢を通した。
浜崎は「噛み合うと思います」と好勝負になることを約束。強すぎる浜崎から伊澤が一本を奪うことになるのか、最後まで目の離せない試合になりそうだ。
▶次ページは【動画】伊澤が本野美樹から腕十字で一本を奪う場面
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