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【Krush】山内佑太郎と牧平圭太が選ぶ「生涯ベストバウト・トップ3」発表(動画あり)

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2022/01/28(金)UP

【山内佑太郎が選ぶ生涯ベストバウト・トップ3】

■第1位:2008年10月17日 vs望月竜介

キックを放つ山内(2008年10月)

全日本キックボクシング連盟
ALL JAPAN KICKBOXING 2008『ALL or NOTHING』
2008年10月17日(金)東京・後楽園ホール

▼メインイベント(第7試合) 全日本スーパー・ウェルター級タイトルマッチ 3分5R
○山内裕太郎(AJ/王者)
KO 3R 1分55秒
●望月竜介(U.W.F.スネークピットジャパン/挑戦者・同級1位)
※山内が2度目の防衛に成功

山内コメント
「今までで一番試合前に恐怖心を感じたのがこの試合ですね。望月選手と対戦するのは2回目だったのですが、記者会見の時から望月選手の殺気がすごかったんです。望月選手からは『ここで負けたら辞める』という角度が伝わってきて。その覚悟を僕もくみ取っていたし、僕自身も口にはしていませんでしたが、望月選手に負けたら辞めるしかないなと思って試合に臨みました。だから試合に勝った瞬間はめちゃくちゃうれしかったし、それ以上に『生き残った…』と思ってホッとしました。この試合がなかったら、その後の僕の格闘技人生はなかったと思いますし、忘れられない試合です」

≫この試合の詳細


■第2位:2004年1月4日 vs山本優弥

全日本キックボクシング連盟
ALL JAPAN KICKBOXING 2004『Wilderness』
2004年1月4日(日)東京・後楽園ホール

▼全日本ウェルター級タイトルマッチ 
◯山内佑太郎
判定2-0
●山本優弥

山内コメント
「僕はデビューして1年目・6試合目で全日本キックのウェルター級王者に“なってしまって”、この試合が初防衛戦でした。当時の優弥は10代の神童と言われる存在で、誰がどうみても優弥が勝つと思われていた試合でした。きっと僕の周りもそうだったと思うし(苦笑)、僕以外はみんな僕が負けると思っていたと思います。僕自身、才能がある選手じゃないのは分かっていたけど、そういう状況にムカついていて、絶対に勝ってやると思って戦いました。僕が勝ってみんなびっくりしたと思います」


■第3位:2021年9月20日 vs城戸康裕

ローキックを放つ山内(2021年9月)

K-1実行委員会
『K-1 WORLD GP 2021 JAPAN ~よこはまつり~』
2021年9月20日(月・祝)神奈川・横浜アリーナ

▼第15試合/スーパーファイト/K-1スーパー・ウェルター級/3分3R・延長1R
〇城戸康裕(日本/谷山ジム)
KO 2R 2分25秒 ※左フック
●山内佑太郎(日本/HALEO TOP TEAM)

山内コメント
「城戸選手とはアマチュア時代がかぶっていて、城戸選手は当時から目立っていた選手だったんですよ。だから城戸選手のことは当時から意識していて。アマチュアで対戦した時は何とか勝つことが出来たんですけど、プロデビューしてからもずっと気になる存在でした。城戸選手がK-1 MAXで活躍していた姿も見ていたし、嫉妬とリスペクトの両方があって複雑な気持ちでしたね。それで僕がずっと欲しかったKrushのタイトルマッチで満を持して城戸選手と対戦したけど負けてしまって。最後にその城戸選手と試合できたのは理想の形だったかな、と。もちろん勝ちたかったし、自分の23年間を出せたかどうかは分かりませんが、自分のすべてを詰め込んだ試合で、あの試合で悔いなく格闘技人生を終えることができました」

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【牧平圭太が選ぶ生涯ベストバウト・トップ3】

■第1位:2015年3月14日 vs渡部太基

牧平(右)の蹴りと渡部のパンチが真っ向勝負(2015年3月)

グッドルーザー
『Krush.52』
2015年3月14日(土)東京・後楽園ホール

▼第9試合 メインイベント Krush -67kg級タイトルマッチ 3分3R延長1R
△牧平圭太(HALEO TOP TEAM/王者)
延長R 判定0-1 ※10-10、9-10、10-10
△渡部太基(藤原ジム/元WPMF日本ウェルター級王者/挑戦者)
※牧平が2度目の防衛に成功。本戦の判定は※29-28、28-29、29-29

牧平コメント
「渡部選手とは2度、タイトルマッチでド突き合いました。意地とプライド、全て懸けて挑んだ試合でしたね。2戦とも死闘になって、蹴り壊し、殴り壊しというKrushの名前通りの戦いになったのが忘れられません。1戦目は僕がチャンピオンでドロー防衛という形で、2戦目は渡部選手が挑戦権を掴んで上がってきて。『蹴って逃げてるだけじゃ、チャンピオンとしてよくないよな』というようなことを渡部選手から言われて火がついて、パンチでも蹴りでも勝ってやろうと思っていたら、押し返されて負けてしまいました。でも全て真っ向から勝負できて、悔いもなかったし、すがすがしかったですね。

 渡部選手とは戦う舞台が変わりましたが、その後は格闘技界で一番の戦友でパパ友になりました。子供たちと一緒にクワガタを捕りに行ったりしてますよ(笑)。本当に男臭い2人が殴り合った上でしか成立しない友情が、今の2人にはあります。お互いに『次はぶっ飛ばしてやろう』と毎日思っていたし、そのためにすごく懸けて練習していたからこそですね。これが格闘技の魅力だと思います」

≫この試合の詳細


■第2位:2018年2月12日 vs塚越仁志

挑戦者としてタイトルマッチへ挑んだ牧平(左/2018年2月)

グッドルーザー
『Krush.85』

2018年2月12日(月・祝)東京・後楽園ホール

▼第8試合 メインイベント Krush -67kgタイトルマッチ 3分3R延長1R
○塚越仁志(34=K-1ジム・シルバーウルフ/Krush -67kg王者)
KO 2R 1分54秒
●牧平圭太(29=挑戦者/HALEO TOP TEAM/挑戦者、元Krush -67kg王者)
※塚越が2度目の防衛に成功。

牧平コメント
「2016年に渡部選手にタイトルを獲られて、塚越選手がチャンピオンになって、今度は僕が挑戦権を掴んで、ベルトを取り返しに行った一戦です。最初はちょっと押していて、ベルトに王手かというところまで行ったんですが、僕もダメージが溜まっていて3回倒されて負けちゃいました。渡部選手、塚越選手、僕の3人で『Krushウェルター級ここにあり』という感じで情熱を懸けて争ってた時代ですよね。ホントに男臭かった(笑)。青春でした」

≫この試合の詳細


■第3位:2015年7月4日 vsディラン・サルバドール

ローキックを放つ牧平(2015年7月)

K-1実行委員会
『K-1 WORLD GP IN JAPAN~-70kg初代王座決定トーナメント』
2015年7月4日(土)東京・国立代々木競技場第二体育館

▼第3試合 -70kg初代王座決定トーナメント1回戦第2試合 3分3R延長1R
○牧平圭太(HALEO TOP TEAM/Krush-67kg級王者)
判定3-0 ※30-29、30-29、29-28
●ディラン・サルバドール(フランス/WAKO-PRO世界ウェルター級王者)
※牧平が準決勝へ進出。

牧平コメント
「試合の1ヵ月前に、僕らのボスの三崎和雄さんから『鹿児島に合宿に行くぞ! 3日間空けろ!』と言われて、山内さんと僕で行かせてもらったんですね。それで空手の世界で活躍されていた新保智さんの道場に行って、蹴りの技術はもちろん、山の中を走って滝に打たれて、自然の食材を食べて……という形で、体を極限まで追い込んで野生のパワーを溜め込んで挑んだトーナメントでした。僕は田舎育ちだったので、昔の環境に戻ったように思えて、自然から学ぶというところにすごくマッチしたんですね。合宿が終わる時には大号泣したし、本当に目に見えない力をもらって、トーナメントのために9Rフルで戦える3つのエンジンを手に入れることができました。それがあって、1回戦のサルバドール戦で蹴りまくって勝つことができ、世界3位になれたのは大きな自信になりましたね。合宿と合わせて、忘れられない思い出です」

≫この試合の詳細(ページ下部)


■牧平自身が選ぶ「生涯ベストバウト」特別編:2014年4月15日 vs山本優弥

王座を獲得した牧平(2014年4月)

グッドルーザー
『Krush.40』
2014年4月15日(火)東京・後楽園ホール

 ▼ダブルメインイベント第1試合(第6試合) Krush -67kg級王座決定戦 3分3R延長1R
○牧平圭太(HALEO TOP TEAM)
延長R 判定3-0 ※三者とも10-8
●山本優弥(Booch Beat/K-1 WORLD MAX 2009世界トーナメント第3位、K-1 WORLD MAX 2009&2011日本トーナメント準優勝)※牧平が第3代王座に就く。

「僕がチャンピオンになれた一戦ですね。僕は広島で格闘技を始める前に優弥さんをTVで見て、その後、優弥さんが夏にちょっと帰省された時に練習を見てもらったりしたことがあって、すごくうれしかったんです。さらに弟の山本直樹は小学校の後輩だったりするし、親同士もつながりがあったりして。そんなご縁もある憧れの先輩に挑んでタイトルが獲れたのは本当にいい思い出です」

≫この試合の詳細(ページ中段)

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