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【RISE】原口健飛が”仮想リベンジ戦”で必勝を決意、今回卒業の天心には「憎い時もあった」

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2022/03/22(火)UP

”仮想リベンジ”に燃える原口

 4月2日(土)に開催される『RISE ELDORADO 2022 』でタイの強豪ロンペット・Y’ZDジム(Y’ZD GYM)と対戦する、第6代RISEライト級王者・原口健飛(FASCINATE FIGHT TEAM)が公開練習を行った。

 原口は20年1月にライト級王座をKOで獲得。同年10月の『RISE DEAD OR ALIVE 2020 -63kgトーナメント』で優勝するなど、17年末より1つの引き分けを挟んで怒濤の18連勝で強さを見せつけてきた。昨年9月には元ムエタイ世界王者タップロン・ハーデスワークアウトと対戦し、3R TKO勝ち。
 しかし11月、GLORY世界フェザー級王者のペットパノムルン・キャットムーカオと対戦して判定負けした。今回が再起戦となる。

【動画】原口が怒涛のパンチでタップロンを豪快にKOする瞬間

 対するロンペットは、那須川天心と激戦を繰り広げたロッタンと対戦経験があり、日本では勝次、梅野源治、北野克樹から勝利を収めるなど、4年間無敗を貫いている。

GLORY王者ペットパノムルンにハイキックをヒットさせる原口=昨年11月

 原口は前回のペットパノムルン戦を振り返り「恐怖心とかめちゃめちゃあったし、本来もっと動けたはずなのに何もできなかった。そこが一番の敗因」と気持ちの影響で、技術にも差が出てしまったと振り返る。
 その経験から「今回はもっと自分に自信を持ってやっていこうかな」と気持ちを新たにする。

 今回の相手・ロンペットについては「ちゃんと実力者なんで。汚名返上をするには一番早い相手かな」と再起にぴったりの相手と捉える。

 ペットパノムルン戦では、組まれてはヒザ、さらにミドルと蹴りを当てられてしまった。原口は「ペット選手の時は、首相撲で中途半端な距離にいた。今回は自分も当たる距離に行ったら一気に詰めちゃうというか、どっちも当たらない距離にいるか。だから迷わないこと」と反省を生かし、今回は距離がテーマだと語る。

鋭い蹴りをサンドバッグに叩き込む

 今大会で勝利した選手たちは今後、海外のGLORY等と対抗戦をしていくと見られている。原口は「敵地に行って、めちゃくちゃしたいですよ僕。ずっと夢で、選手としての目標でしたね」と高鳴らせる。現地でペットパノムルンにやり返したいかとの質問には「もちろん」と鼻息荒くリベンジを見据える。

 今回相手のロンペットも、ペットパノムルンと同じサウスポーのタイ人だ。原口は「左ミドル強いし、ほぼ同じや思ってる。判定でもKOでもしっかり勝てれば」と仮想リベンジ戦として負けられないと意気込む。

■今回卒業の天心への愛憎「やっぱあいつやべえ」

 今大会ではRISEを引っ張ってきた那須川天心が”RISE卒業”マッチを行う。原口は「僕も天心くんに影響されてキックボクシング始めたし、もう正直憎いときめっちゃあった。けど自分がトップの位置に行った時に『やっぱあいつやべぇな』っていう、気持ちはわかる部分も出始めた」と理解できる部分が出てきたと言う。

 最後に「天心くんには色々、強くさせられた。RISEを背負う立場として天心くんに憧れてる部分もある。あんまり第二の天心って言われるのは嫌だけど、第二の天心ってまずは言われるように頑張っていきたい」と通過点として”第二の天心”を目指すと語った。

▶次ページ【動画】原口が怒涛のパンチでタップロンを豪快にKOする瞬間

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