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【K-1】野杁正明「レベルが違う、それを証明するだけ」加藤虎於奈「予想をひっくり返せるのが自分」=4.3

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2022/03/23(水)UP

意気込む野杁(左)と加藤(右)

 4月3日(日)東京・国立代々木競技場 第一体育館で開催される『K-1 WORLD GP 2022 JAPAN~K’FESTA.5~』で対戦する、現K-1ウェルター級王者・野杁正明(28=K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)と、第8代Krushウェルター級王者・加藤虎於奈(26=TEAM TOP ZEROS/LARA TOKYO)の試合前インタビューが主催者を通じて届いた。

【動画】野杁のフィニッシュ3連発!苦悶の表情で立ち上がる安保にトドメの一撃も

 野杁は、昨年9月にはウェルター級王座決定トーナメントで3連続KO勝利。王座を戴冠した。今回は王者となって初の試合となる。

 野杁は加藤について「上手い選手ですね。強さや怖さはあまり感じることのない選手ですけど、上手さはある選手かなという感じです。テクニシャン系のタイプだと思うので、距離を取って上手く戦うとか、そういったことを含めて全体的に上手い選手だと思います」とテクニックを評価する。

安保から悶絶ダウンを奪った、野杁正明のボディブロー

 今回の試合で見せたいのは「正直もう日本人ではやる相手もいないと思いますし、レベルが違うと思っているので、それを証明するだけの試合だと思っています」と実力を見せつける試合になると言う。

 この試合をクリアした後には「世界の強豪との対戦を僕自身望んでいますし、ファンの人たちも望んでいると思っています。そこを僕がどんどんクリアして、世界一・最強を証明していかなければいけないと思ってます」と国外の強豪たちとしのぎを削りたいとする。

 K’FESTAには5年連続の出場になる野杁だが「KO勝ちは『K’FESTA.1』しかなかったので、今回はスカっとするような、スカッとするけど残酷さを見せつけるKOをしたいと思います」と意気込んだ。


現Krush王者の松岡力との第一戦でダウンを奪った加藤=11年

 対する加藤はレオナ・ペタスの実弟で、21年1月にはKrushウェルター級王座を戴冠。同年9月には、野杁が優勝したK-1ウェルター級王座決定トーナメントに参戦予定であり、1回戦で野杁と対戦が決定していたが欠場。今回再起戦でビッグチャンスを掴んだ。

 加藤は野杁について「強いっすね。立ち技だったらパウンド・フォー・パウンドだと思います。武尊選手よりも穴がないというか。でもそういう選手と戦えることは格闘家としてメチャクチャありがたいことなので嬉しいです」とリスペクトしつつ対戦を喜ぶ。

 続けて「ただ試合が組まれた以上、勝たないと意味がない。僕が野杁選手に勝ったら周りも評価してくれるだろうし、僕は野杁選手に勝ちにいきます」と下克上を狙う。
 その対策として「野杁選手の癖や穴を見抜きつつ、自分自身の穴を消す。今そういう練習をやっています」と戦略を持って立ち向かう。

 最後に「僕が野杁選手に勝つ可能性は1~2%しかないかもしれません。でも0%じゃない限り、僕にも勝つチャンスがあるし、それで十分です。そういう数字や予想をひっくり返せるのが自分だと思っています」とアップセットを起こしてみせると意気込んだ。

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