【新刊】剣豪・柳生十兵衛から千葉真一が学んだこととは『柳生十兵衛と千葉真一』

2022/12/18（日）UP
（最終更新：2022/12/18 08:11）

　11月25日（日）に体育とスポーツ出版社刊より『柳生十兵衛と千葉真一』が発売された。新陰流協会代表・小山将生氏の著書だ。

　昨年8月に肺炎のため亡くなった俳優の千葉真一さん（82歳没）は極真空手の有段者で『ケンカ空手 極真拳』など多くの空手映画で主演を務めてきたが、当たり役はなんと言っても剣術の柳生十兵衛。中でも映画『柳生一族の陰謀』、『魔界転生』をはじめとする数々の作品にて演じた隻眼の剣豪については生涯の当たり役といえる。

　同書は千葉さんが柳生十兵衛、そして新陰流という武術から何を学び、その上で何を伝えていたのかを多彩な切り口で語っている。

　巻頭では「柳生十兵衛を演じきることのできるただ一人の男」と称せられる千葉さんならではの柳生十兵衛や新陰流に対しての思いや見解について語った生前のロングインタビューを掲載。千葉さんが新陰流の実技の稽古に取り組んだ際の実感なども語られている。

　そして、千葉さん生前において武道を通じて知り合った新陰流協会師範の小山将生があらためて新陰流武術について平易に解説。分解写真での技術解説や、さらに千葉さんが新陰流から学び得ていた信念や哲学を紹介する。

　また、テレビ時代劇『柳生あばれ旅』にて千葉さんとＷ主演（柳生十兵衛の弟・柳生又十郎役）をつとめた俳優・勝野洋さんの特別インタビューも収録。共演でのエピソードや、刀の使い方をはじめとする千葉さんから学んだことなどが語られている。

＜書籍情報＞
『柳生十兵衛と千葉真一』
著者：小山将生
発行：体育とスポーツ出版社
価格：1,650円（税込み）
発売：2022年11月25日（金）

（内容） 剣豪・柳生十兵衛を当たり役とした千葉真一さんが、柳生の武術・新陰流とは深い関わりを持ちつつ取り組みを行っていたこと、そしてその中から多くのことを学び、伝えていたことを語る内容となっており、格闘技・武道に取り組む方々にとって大きな関心を持っていただけるものと考えられます。

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