【極真会館】世界大会が開幕、2mの怪物が圧倒、強豪ロシア勢が大挙来襲!日本は若手も大活躍=11月17日〜19日
4年に一度開催される極真会館(松井館長)主催、『第13回オープントーナメント全世界空手道選手権大会』(東京体育館)が11月17日(金)に開幕した。決勝日は19日(日)だ。
17日の初日は1回戦が行われ、優勝候補で前回2位のアレクサンダー・イエロメンコ(35=ロシア)、”無差別”全日本王者の西村界人(28=日本)ほか、204cmの怪物ナシメント・イカロ(24=ブラジル)や、全日本ウエイト制で2階級制覇した”超新星”飯塚翼(20)ら若手も順当に勝ち上がった。
【フォト】2m超えの怪物が圧倒!強豪ロシア、日本勢の活躍ぶり、初日の勝ち上がり表も
極真会館の最強の強豪国ロシアからは男子26名、女子12名が参戦。今年のロシア大会無差別級で2度目の優勝を果たしたエキモフ・マクシム(26=ロシア)も優勝候補の一人。190cm、110kgの巨体で中段回し蹴りを決め豪快な一本勝ち。
前回の世界大会で全日本王者の鎌田翔平をハイキックでKOするなど7位入賞したザガイノフ・イゴールも絶好調。195cm、111kg体格から南アフリカ選手をハイキックとヒザ蹴りで差をつけ堂々の初戦突破。ザガイノフは昨年のロシア大会無差別優勝し、さらに実力をつけたようだ。
前回世界2位のイエロメンコは的確に技を当て、相手を軽くいなすように差をつけ余裕の判定勝利を飾った。
ブラジルの204cmの怪物ナシメント・イカロは178cmのデリミシ(トルコ)と対決。身長差は26cmだ。デリミシは突如、飛び二段蹴りで襲うとイカロはわずかな差でかわす。もしやと思わせたが、ここからイカロの猛攻が始まる。イカロの豪快なローキックで横転するデリミシ。立ち上がり反撃もイカロがパンチからヒザ蹴りでボディを効かせ判定勝利した。
4年前の前回大会で、イカロは優勝候補キリル・コチュネフ(ロシア/15年世界4位)に勝利するも、4回戦で自身より34cm低い170cmの樋口知春に顔面殴打などで注意が重なり失格となった。極真のルールでは素手のため、蹴りでの頭部攻撃は可能だが、手による顔面攻撃は禁止だ。そのため大型選手のボディ攻撃が相手の顔面に当たってしまうこともしばしば。今回も注意が必要だ。
日本男子で最も大型選手は21、22と全日本2連覇した”元ラガーマン”西村界人だ。188cm、110kgの巨体から上段蹴り、後ろ蹴りを軽々と出し相手は防戦一方に本戦で判定勝利となった。
若手では22年の全日本ウェイト制大会で軽量級優勝、さらに23年で中量級優勝と、二階級制覇した”超新星”飯塚翼(20=東京城北)が遠間の距離と近距離を使い分け、高速パンチとヒザ蹴りでボディを効かせ圧巻の判定勝利を見せた。
飯塚は今月1日の大会前の記者会見で「今回のテーマはマシンガンラッシュ」とし「自分のスピードとテクニックは、誰も追随できない。華のある試合をして勝ち上がる」と意気込んでいた。飯塚の得意戦法は、巧みなヒットアンドアウェイからの、途切れぬ怒涛のパンチラッシュだ。現RISEランカー山科直史と飯塚は空手ジュニア時代は4勝4敗のライバル。山科がキックに転向すると聞き、自身は空手を極めると誓ったという。
そのほかの若手では極真フィジカルNO.1とも言われる双子の大秦稜司、零司兄弟(22)も勝利、山上大輝(22)は予測不能と言われる得意の上段前蹴りと上段横蹴りで技ありを奪い合わせ一本勝ちで勝ち上がった。
日本勢で負けたのは全中四国大会8連覇の久保英和(29)、上段ヒザ蹴りでで技ありを奪われた。女子では所羽菜(18)がロシアのエリザベータ(27)のパワーの前に判定で敗れた。日本勢は男子21人、女子9人が2回戦に駒を進めた。
明日2日目は午前10時より男女とも2回戦、3回戦が行われる。
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