【NJKF】宮越兄弟がWBCインター王座獲得、次は世界へ
▼第8試合 WBCムエタイ日本統一スーパーライト級タイトルマッチ 3分5R
○テヨン(キングジム/WBCムエタイ日本統一スーパーライト級王者)
KO 4R 51秒 ※左フック
●ハチマキ(PHOENIX/REBELS-MUAYTHAIスーパーライト級王者/挑戦者)
※テヨンが初防衛に成功。
王者テヨンが初防衛戦で迎え撃ったのは、レベルス王者ハチマキ。テヨンは15勝のうち12勝がKOという“破壊王”だが、今年行った3戦はいずれも判定決着で1勝2分とテヨンらしさを発揮できていない。一方、ハチマキは無尽蔵のスタミナと手数で相手を飲み込む全力ファイトを特徴とするアグレッシブファイター。
1R、ハチマキは右ローと左ミドル、さらにジャブでテヨンの機先を制する。テヨンもパンチ、ローを出すが、ハチマキが上手く戦っている印象。
2Rになるとテヨンは一気にエンジンがかかる。プレッシャーをかけてパンチを放ち、ハチマキにロープを背負わせる。しかしハチマキもテヨンの出鼻にジャブ、打ち終わりに右ストレートを当てにいく。テヨンは強いローも蹴る。
3R、ハチマキは1Rと同じようにテヨンが前へ出て攻めようとするところへ、出鼻を挫くように左ミドルやジャブを出す。前へ出るテヨンに下がりながら当てていく。何とかパンチとヒジを当てようとするテヨンだが、逆にハチマキのジャブで仰け反る場面も。
4R、テヨンの強打を封じるハチマキの巧みな戦法が光る中、ハチマキが左ミドル、左ハイを蹴ってパンチで攻め始める。そこへテヨンが前に出て打ち合いに持ち込むと、ハチマキがそれに応えた。同時に放った右フックは空振りとなったが、返しの左フックはテヨンの方が先にカウンターでジャストミート。
これが強烈に決まり、ハチマキはダウン。一度は立ち上がるもすぐに倒れ、テヨンが戦慄のKO勝ちで久しぶりに破壊王ぶりを発揮した。
※この試合の速報動画(ノーカット)はこちら
▼第7試合 スーパーファイト 58kg契約 3分3R
○MOMOTARO(OGUNI-GYM/WBCムエタイ日本統一フェザー級王者)
判定3-0 ※30-29、30-28、30-28
●駿太(谷山ジム/WMAF世界フェザー級王者)
MOMOTAROは9月の後楽園大会で笹羅歩に5RでTKO勝ち、WBCムエタイ日本統一王者となって今回が王者第1戦となる。現在10連勝中と波に乗る新王者が迎え撃ったのは、長年にわたって日本フェザー級トップクラスに君臨したベテランファイターの駿太。怪我のため今回が約1年2カ月ぶりの復帰戦となった。
1R、MOMOTAROが左ミドルを巧みにヒットさせ、前蹴りでは駿太を大きく突き放す。意表を突くバックハンドブローも見舞うなど、駿太の先手を取っていく。
2R、MOMOTAROの前蹴りに阻まれ思うように攻められない駿太。右ローを強く蹴り、強引にパンチで入っていこうとするが、MOMOTAROはそこへパンチを合わせ、ミドルも蹴る。
3R、ここまで攻めあぐねていた印象の駿太だが、このラウンドは強引に前へ出てパンチで攻める。MOMOTAROは前蹴りとミドルで応戦。偶然のバッティングで駿太の右目上が切れて流血する。駿太は右ストレート、右フックをヒットさせるが、MOMOTAROは首相撲に持ち込んで駿太に追撃を許さない。
駿太は持ち味を出せないまま試合終了。MOMOTAROが上手さで封じ込んだ形で判定勝ちした。これで11連勝となったMOMOTAROだが、「守りに入ってしまったのでちょっと……もっとアグレッシブな試合をしたかったんですが」と、ビッグネーム越えにも反省しきりだった。
※この試合の速報動画(ノーカット)はこちら
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