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【ボクシング】山中がダウンの応酬をTKOで制す、完全決着でV11達成

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2016/09/16(金)UP

 

山中の“神の左”が炸裂。ダウンの応酬となったが、最後はきっちりと倒して防衛

帝拳プロモーション
「ワールドプレミアムボクシング24」
2016年9月16日(金)大阪・エディオンアリーナ大阪第1競技場

▼WBC世界バンタム級タイトルマッチ 3分12R
○山中慎介(帝拳ジム/WBC世界バンタム級王者)
TKO 7R 1分09秒 ※左ストレート
●アンセルモ・モレノ(パナマ/WBC世界バンタム級1位・挑戦者)
※山中が11度目の防衛に成功。 

 WBC世界バンタム級王者・山中は日本歴代2位タイとなる11度目の防衛を懸け、モレノの挑戦を受けた。両者は昨年9月に対戦し、この時は判定2-1で山中が9度目の防衛を達成している。

 “神の左”と呼ばれる山中必殺の左ストレートに対し、モレノはパンチを打ち、すぐに動いて相手のパンチをかわし、また打つというスタイルで相手の攻撃を見切るのが上手く“神の目”と呼ばれる。神の左と神の目による完全決着戦。

 1R、サウスポー同士の対戦。モレノは序盤から積極的に攻めて行く。モレノの伸びる左ストレートが炸裂し、山中の頭が大きく動く。しかし、残り数秒で山中がモレノの右ボディに左フックのカウンターを合わせてダウンを奪う。

 2R、山中のジャブがモレノを捉える。モレノもジャブをボディに打ち、左ストレートにつなげる。

4R、モレノの右フックをもらった山中はダウン

 3Rもジャブから強打を狙う山中。ジャブの突き合いとカウンターの奪い合い。山中は左ストレートをボディに突き刺す。

 4R、飛び込んで一気に距離を詰め、パンチを打ち込む山中。モレノがボディを打とうと頭を下げると打ち下ろしの左を見舞う。さらに左ボディストレート。しかし、ほぼ同時に出した右フックで山中がダウン。打ち合いに行く山中だが逆にモレノのワンツーをもらって仰け反った。

 5R、左ストレートで攻めて行く山中。左ストレートを山中がヒットさせれば、モレノも右フックで山中をグラつかせる。攻めの姿勢を見せる山中だが、モレノのワンツーをもらってしまった。

 6R、山中が入ってくるところに必ず右フックを合わせてくるモレノ。モレノの前手を払いながら飛び込んだ山中の左ストレートが強烈にヒットし、モレノは後ろへ吹っ飛ぶようにしてダウン。場内は総立ち状態だ。フィニッシュを狙って前へ出る山中だが、モレノは巧みにかわす。

 7Rが始まってすぐ、山中の左ストレートからの右フックでモレノがダウン。頭を低く下げるモレノへ山中が打ち下ろしの左を連打。最後はコーナーへ追い詰めての左ストレートでモレノが座り込むようにダウン。レフェリーがここで試合終了を宣言した。

 山中が激闘の末にモレノを返り討ちにし、TKOで11度目の防衛に成功。前の試合で三階級制覇を達成した長谷川穂積もリングに駆け上がり、山中を祝福する。

 大歓声の中、山中は「長谷川さんがいい試合でベルトを奪取してくれたので、自分も強い気持ちでリングに上がることが出来ました。長谷川さん、ありがとうございます」と、長谷川の勝利が自分の背中も押したという

 2人の子供をリングの上で抱き上げた山中は、「だっこ出来なくなるまで頑張りたい」と言い、「本当に幸せな気分です。ボクシングをやっていてよかったです。前回モレノに苦戦したので今回危ないかなと思っていた人もいたと思いますが、バチッと見返してやりました」と、笑顔で語った。

●編集部オススメ記事
・山中と長谷川がエール送り合う
・山中慎介、チャンスあれば強引にでもKOに行く
・神の左vs神の目の対決と謳われた昨年9月の山中vsモレノ初対決

※長谷川穂積が三階級制覇を達成したルイス戦はこちら 

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