【修斗】死力を尽くし合う激闘で石橋が初防衛
サステイン
「プロフェッショナル修斗公式戦」
2017年3月24日(金)東京・後楽園ホール
▼メインイベント・第6試合 修斗環太平洋バンタム級チャンピオンシップ 5分3R
△石橋佳大(Duroジム/修斗環太平洋バンタム級王者)
ドロー 判定0-1 ※29-30、29-29、29-29
△佐藤将光(坂口道場一族/修斗環太平洋バンタム級1位・挑戦者)
※石橋が初防衛に成功。
石橋は昨年11月のチャンピオン決定戦で、当時2年間無敗の戦績を誇った岡田遼に一本勝ちを収めて王座獲得に成功。2016年のMVP&ベストバウトを受賞した激闘男だ。今回は昨年5月から3連勝中と波に乗る挑戦者・佐藤を相手に、持ち前の極めと気持ちの強さで初防衛を目指す。
1R、組み合いになると石橋は佐藤を振り回すようにしてテイクダウンを狙い、佐藤が耐えるとヒザ蹴り。しかし、佐藤がテイクダウンを奪う。パンチとヒジを打つ佐藤に石橋は下からの腕十字、ヒザ十字を狙う。
これは極まらず、上になった佐藤がヒジとパンチ。石橋も下からパンチを打ち返す。石橋の下からの腕十字を外し、パウンドを打ち込む佐藤。石橋は立ち上がるとすぐにテイクダウンを奪い、佐藤は下からもヒジを打つ。上と下で打ち合い1Rが終了。
2R、佐藤の右ストレート2発で石橋が後方へ倒れる。すかさずパウンドを打ち込む佐藤に石橋は下から腕十字を狙う。立ち上がった石橋が飛び付き腕十字を狙ったが失敗。再び上になった佐藤がパンチとヒジを打つ。石橋はついに右目上から流血。マウントを奪った佐藤がパウンドを連打し、石橋も動いて必死の脱出。
ドクターチェック後、前へ出てパンチを打ち込んでいく石橋。やや手数が減った佐藤だが、右ストレートをヒットさせる。
3R、前へ出る石橋に佐藤が右ストレートを当てる。石橋は左右フックからタックルでテイクダウン。佐藤はすかさず下からヒジを打つが、石橋もパウンドを打ち返す。ガムシャラに打ち続ける血まみれの石橋。佐藤もヒジで応戦。場内が大いに盛り上がる中この打ち合いが最後まで続き、試合終了。
ジャッジ1名が佐藤を支持したが、2名はドロー。死闘は痛み分けとなり、石橋が初防衛に成功した。石橋はマイクを持つと「激闘じゃなかったかな? 佐藤選手は本当に強かったから、本当は一本取ってRIZINに出たいと言いたかったんですが。もし出られたらもっと頑張ります。なるべく綺麗に勝ちたかったんですが全然出来ませんでした。また頑張ります」と、この結果ではRIZIN参戦をアピール出来ないと語った。
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▼セミファイナル・第5試合 フライ級 5分3R
△覇彌斗(=はやと/総合格闘技道場BURST/修斗世界フライ級2位)
ドロー 判定0-0 ※29-29、29-29、28-28
△田丸 匠(NASCER DO SOL/修斗世界フライ級4位)
覇彌斗はプロデビューから8戦全勝と無敗を維持する期待の新星。今年1月の後楽園大会で、元パンクラス・フェザー級&元DEEPバンタム級王者・前田吉朗を破る大金星を上げた。
その試合後に対戦をアピールしたのが、今回の対戦相手である2015年の新人王&MVPの田丸匠だ。田丸も現在プロ7戦全勝の実力者。前回の試合では元世界王者の漆谷康宏に腕十字で一本勝ちしている。21歳同士、無敗記録を伸ばすのは覇彌斗か田丸か。
1R、ジャブと前蹴りでプレッシャーをかけていく田丸。フックから組み付くが、覇彌斗が投げてテイクダウン。田丸はすかさずヒールホールドを狙い、すぐ上になってフロントチョークの体勢に。投げるようにしてこれを解除した覇彌斗に対し、田丸はすぐにバックを奪って殴りに行く。残り45秒で腕十字を仕掛けた田丸だったが、覇彌斗は防いだ。
2R、パンチの打ち合いから組み付いた覇彌斗がテイクダウン。田丸は起き上がって逆に上を奪う。すかさず殴る田丸。さらに覇彌斗が体勢を入れ替えて上になり殴り返す。立ち上がった田丸をバックから再び寝技に引きずり込む覇彌斗。マウントを奪ってヒジを打ち、肩固めを狙う。さらにパンチから腕十字。田丸は持ち上げて覇彌斗をマットに叩きつけて防ぐ。
互角で迎えた3R、蹴りから投げをうってテイクダウンした田丸だが、覇彌斗が腕十字を仕掛ける。これを解除した田丸はすかさず三角絞めの体勢に。そして頭部へヒジを連打する。覇彌斗は流血。
脱出した覇彌斗がテイクダウンを奪い、上から抑え込む。動こうとする田丸にスリーパーを狙い、バックからパンチとヒジを打つ。残り1分で覇彌斗がマウントになり、田丸が上を取り返したが、すぐに覇彌斗が返す。そして立ち上がった田丸を覇彌斗がテイクダウン。試合終了までパンチを打ち続ける。
両者のノンストップバトルに、試合が終了すると場内から大きな拍手が沸き起こる。そして判定は両者譲らずのドロー。死力を尽くし合った両者は抱き合って健闘を称え合った。
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