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【ボクシング】久保、9回TKO負けで王座陥落、ローマンが新王座に

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2017/09/03(日)UP

小西(右)は接近しては左ボディブローを入れて行き、ダメージ与える。

日本ミニマム級タイトルマッチ
2017年9月3日(日)島津アリーナ京都

▼日本ミニマム級タイトルマッチ10回戦
◯小西伶弥(24=真正ジム/王者)
判定2-0(94-94 97-92 97-91)
●小野心(34=ワタナベ)

 13戦負けなしの小西伶弥の初の日本タイトル防衛戦。IBF9位と世界ランク入りも果たし、この試合をステップに世界挑戦を狙いたいところ。一方、小野心(34=ワタナベ)は31戦のキャリアを持ち、2度の世界タイトルに挑戦した経験を持つ。

 サウスポースタイルで接近戦から左ボディブローを中心に試合を組み立てる小西、相手のガードの上からでもどんどん打っていく。その小西に対し小野は足を使い間合いを取るが、小西がボディを打ってくると小野もボディで返す展開だったが、5R終了後の公開採点では3-0で小西が優勢。

8R、小西は左ボディで相手の動きを止めた

 8R小西の左ボディで小野が一瞬動きが止まり顔を歪める。しかし、小野のパンチは失速するが耐えながら、小西と打ち合う。

 最終10R、左ボディ、左フックを的確に出す小西だったが、小野も前に出て始終打ち合いとなり、結果は判定2-0で小西の初防衛となった。

 テレビ解説の長谷川穂積は「小西としては厳しい試合となった。今後もっと強い相手と戦ったらこれでは厳しい」とジムの後輩の小西に苦言を呈した。

小西は勝利するも笑顔はなかった

 小西は初防衛となったが試合後のインタビューでは笑顔は見られない。「応援して頂いた方々に申し訳ない。練習の1mm も出せなかった」とし、世界タイトルの経験のある小野と戦った感想を聞かれると「やりにくかった。対策をしてきたが、予想よりもリング上では違って多彩で苦戦した。左ボディは出ていたが手数を出してただけこんな試合をしてるようでは偉大な先輩方(同ジムの長谷川穂積、久保隼など)の足元にも及ばないので色々見直したい」と反省しきりだった。

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