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【ボクシング】京口紘人がタフなムエタイ王者に手を焼くも判定で初防衛

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2019/06/19(水)UP

京口が打たれ強いナコーンに判定で大きく差をつけ勝利

 6月19日(水)千葉・幕張メッセ イベントホールで行われた『WBA世界ライトフライ級タイトルマッチ』において、王者・京口紘人(25=ワタナベ)がムエタイ・ルンピニースタジアムでも王者に就いた実績がある挑戦者タナワット・ナコーン(26=タイ/同級10位)を判定3-0で下し、初防衛に成功した。

 判定は117-112が1名、117-111が2名と大きくポイントが開いたが、打たれ強いナコーンを倒しきれず京口は宣言していた4R KOを実現することはできなかった。

 序盤は京口がプレッシャーをかけながら強烈なワンツーと左ボディ、左アッパーで圧倒。明らかにボディを嫌がるナコーンの姿から、ダウンシーンは時間の問題かと思われた。しかし3Rに左ボディから右ストレートをクリーンヒットさせるが、ナコーンにダメージは見られない。

 タフなナコーンは一発では倒れないと見た京口は作戦を変え、左ジャブからショートのパンチをコツコツとヒット。要所で左ボディをヒットさせ、ナコーンを後退させるが、徐々にナコーンはペースを握り、手数を増やす。4Rには右フックが京口の顔面をとらえ、会場がざわつく。

 京口は終始手数を出し、ショートの左右アッパー、左ボディを当てペースは握るが、回転を上げるナコーンに手を焼く。6Rから上体を柔らかく使いだすナコーン相手に、京口も空振りが目立ち始める。

10R、京口の右ストレートでナコーンがぐらつく

 後半ラウンドでは、ナコーンはポイントで負けているのを悟ってか明確にカウンター狙い。京口は深く踏み込まず、半端な距離をつぶし至近距離でボディと左ショートアッパーをコツコツとヒットさせていく。10Rにはナコーンをコーナーに詰め連打に行く京口だったが、ナコーンも反撃し打ち合う。その中で京口の右ストレートがヒットしナコーンが一瞬ぐらつく。

 最終ラウンドもナコーンがラッシュしてくることはなく展開は変わらず。終始ペースを握り要所で有効打を打ち込んだ京口が判定で勝利を収め、初防衛に成功した。

 試合後のマイクでは開口一番「申し訳ございません」と観客に謝罪した京口。タフな相手を圧倒するというテーマを実現できなかったことを「ふがいない」と反省してみせた。しかしナコーンを撃破し生き残ったことは事実。「大きなことは言えないが、進化して統一戦を実現したい」とかねてからの目標を改めて口にした。

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