【海外ムエタイ】石井寿来が同じ相手に2連敗「悔しさをバネに頑張る」
『スックギャットペット』
2019年6月30日(日・現地時間)タイ・ノンタブリ県 オーコート―3スタジアム(ジットムアンノンスタジアム)
▼第6試合 40kg契約
●石井寿来(じゅらい/エクシンディコンジムJAPAN)
判定
〇プラセンレック・ソーチョクミーチャイ(タイ)
2019年6月30日ウォーワンチャイプロモーションより、石井寿来(じゅらい/エクシンディコンジムJAPAN)がジットムアンスタジアムに参戦した。
対戦相手は、5月19日に同スタジアムで闘い判定負けしたプラセンレック・ソーチョクミーチャイだ。
前回は石井が数多くのパンチやローキックで攻め込むも、ポイントで勝ったプラセンレックに勝ち逃げされてしまったが、今回は賭け試合で再戦するという雪辱戦のチャンスを得たものの、試合当日までに賭け金の交渉などで折り合いがつかず、通常の再戦試合として行われた。
初回、石井は威勢よくローキックを蹴りこむと、これにプラセンレックも身構え、キレのあるミドルキックで応戦。
石井は底なしのスタミナがあるため初回から容赦なくプラセンレックに攻撃を仕掛ける。ミドルキックとパンチ連打で距離を詰めた。
2ラウンド、前に出る石井に対しプラセンレックは距離を取り始め、下がりながらミドルキックを放つ。
石井もこれにミドルキックで応戦するが、そんな攻防の中で、プラセンレックが放った左ハイキックが石井の首元にヒットし一瞬石井の動きが止まる。石井はすぐに立て直し、ローとパンチの攻撃に戻る。
3ラウンド、石井はパンチとローキックで前に出るが、そこから距離がつまると首相撲の展開に移行。
石井は膝の数では負けていなかったが、プラセンレックの体制捌きが若干上手かったか。前のラウンドでハイキックを一発当ててから、プラセンレックの動きが生き生きとしてきた。
第4ラウンド、石井は多数のミドルキックを出すも、プラセンレックがスウェーでかわす場面が多くなってくる。
石井の蹴りはあと半歩前に踏み込んでいればヒットしていたものが多かっただろうが、この微妙な距離感もプラセンレックが意図的に操作していたのだろう。
最終ラウンド、これまでの技のヒット数などからプラセンレックの優勢な状態だったが、ならば石井は距離を詰めパンチラッシュで逆転するしかなかった。
だがクリーンヒットはなく試合終了ゴングが鳴る。ジャッジはプラセンレックを勝者とした。
石井としては、同じ相手に2連敗という事で悔しいだろうが、これらの壁も現地でムエタイに挑む日本人選手の誰もが経験することなのかもしれない。
だが、ここから抜け出せた時が、また一回り大きくなっているはずだ。
石井寿来から、試合後の声が届いている。
「リベンジマッチというチャンスをもらったのに勝てず悔しいです。この悔しさをバネに頑張りますので、これからも応援をよろしくお願いします。チャイプロモーター、タイのチャイ会長、会長、トレーナー、応援してくださった皆様、ありがとうございました。」
(Photo & Text Hiroshi Soda 早田寛)
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