【世界柔道】女王・濵田尚里、決勝でフランス・マロンガの大外刈りに敗れる=78kg級
8月30日(金)、日本武道館において世界柔道選手権・東京大会の6日目が行われた。
女子78㎏級、優勝候補は前年の覇者で寝技を武器とする濵田尚里(はまだ・しょうり/28=自衛隊体育学校)。これまで国際大会で挙げた勝利のうち8割以上が寝技での一本という実力を誇る。
初戦となった2回戦ではメキシコのリリアナ・カルデナス(21)を相手に裏投げで技ありを取ると横四方固めで技ありを追加し合わせ技一本。続く3回戦ではベルギーのソフィー・ベルガー(22)を大内刈りでわずか42秒殺。
準々決勝もポルトガルのパトリシオ・サンパイオ(20)を上四方固めで破り、準決勝ではスロベニア代表、クララ・アポテカール(22)を腕を取ってひっくり返すと42秒、腕がらみで一蹴。オール一本で決勝進出を決めた。
決勝戦の相手はパワーを活かした豪快な柔道を特徴とするフランスのマドレーヌ・マロンガ(25)。組み手争いが続く中、マロンガが大外刈り。これが技ありとなるも濵田はすぐに巴投げでひっくり返すと腕十字を狙う。しかしマロンガは強引に腕を抜き、再び立ち技へ。
パワーで上回るマロンガに押され気味の濵田。そして逆転を狙う濵田が大外刈りへ来たところをマロンガはしっかりと受け止め逆にそのまま返す形での大外刈り。濵田はヒザを曲げて耐えるも押し込まれるように背中から倒され、一本。勝利のマロンガは歓喜の叫びを上げた。
試合後インタビューに答えた濵田は「そんなに気負わずできたんですけど、最後は負けてしまって残念です。練習してきたことは出せたけど、もう一段階強くならないと世界では勝てないのかなと思いました」と反省を口にした。
寝技でチャンスを作った場面については「あそこで取れなかったところが敗因だと思います。またオリンピックでここに帰って来られるように、一つひとつの試合で結果を残していきたいと思います」と語り、早くも前を向いた。
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