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【チャクリキ】ノブ・ハヤシが発病も、青木真也との異種格闘技戦を急遽エキシで決行

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2019/09/11(水)UP

肺炎を発症し、病院から会場へ直行したというノブの右ミドル

ドージョーチャクリキ株式会社
『CHAKURIKI4 ~STRIKEvsGRAPPLE~』
2019年9月11日(水)東京・新宿FACE

▼第7試合 異種格闘技戦 5分2R→3分1Rエキシビションマッチ
ノブ・ハヤシ(41=ドージョーチャクリキ・ジャパン)
※エキシビションのため勝敗なし
青木真也(36=フリー)

青木は「打ってこい」とばかりに右腕を叩き、ノブの右ミドルを受け止めた

 ノブは2009年に急性骨髄性白血病を発症し、6年間の闘病を余儀なくされた。現在も免疫抑制剤を服用しながら道場運営と選手としてのトレーニングを続ける。今大会はノブの強い意志により、日本骨髄バンクへのチャリティ大会として開催される。

 当初この一戦は5分2Rの異種格闘技戦と発表されていたが、ノブ・ハヤシが白血病の治療が良好となり免疫抑制剤の服用がなくなった矢先の今週月曜日、突如肺炎にかかり、入院することとなった。試合を決行することは危険と判断されたが、関係者により協議を重ねた結果、ノブの強い希望により3分1Rのエキシビションに変更することが発表された。なお、エキシビション中に少しでも危険と判断された場合には、和田良覚レフェリーの判断により即座に中止されることも合わせて発表されている。

 開始のゴングと共に、青木が自らの左腕をたたき「打ってこい」とアピール。そこへノブが渾身の右ミドルを打ち込んでいく。パワーに勝るノブが繰り出す右ミドルの重量感のある打撃音に、会場からどよめきが起こる。青木も飛びつき腕十字を仕掛けて見せるが、すぐにスタンドに戻り再びノブの右ミドルを受ける体勢へ。強烈な右ミドルを受け青木が吹き飛ぶシーンも観られた。最後までノブの気持ちを青木が受け続け、危惧されたトラブルも発生しないまま無事にエキシビションは終了した。

「強いノブ・ハヤシを見せられるように頑張ります」と、再び病魔との闘いに立ち向かう覚悟を見せたノブ

 試合終了後、和田レフェリーがマイクを握り「ノブが立ってるのも必死な状態なのも分かって青木が受けてくれた」と青木の男気に感謝の意を表した。それを受けた青木は「美談でもないでもない、無茶してはいけないところを無茶したクソみたいな話だけど、楽しかったです。元気になったらまたやりましょう」と青木流のエールをノブへ贈った。

 最後にマイクを握ったノブは「必ず本調子に戻って青木選手とやりたいし、強いノブ・ハヤシを見せられるように頑張ります」と、病気にも負けずさらなる奮起を予感させるコメントを残した。

☆次ページは鈴木悟vs鈴木秀樹の異種格闘技戦

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