【クインテット】最強柔術軍団『CARPE DIEM』が3度目の優勝、チーム桜庭に圧勝
ラバーランド
『QUINTET FIGHT NIGHT 4 in AKITA』
2019年11月30日(土)秋田市文化会館
桜庭和志(50=フリー)がプロデュースするプログラップリング(組み技)イベント『クインテット』の初の地方興行が桜庭の地元・秋田で開催された。
『クインテット』は5人で1チームを結成し、グラップリングルール(打撃無し、組み技のみ)による勝ち抜き戦で勝敗を争う。今回も国内外の強豪がそれぞれチームを結成し、4チームによってトーナメントが争われた。
1回戦となる準決勝第1試合は韓国の『TEAM K-TOP BJJ』と、これまで2度の団体優勝を果たしている柔術軍団『TEAM CARPE DIEM』。韓国側はアジアや国際大会で活躍している柔術家を集めたが、FIFAグラップリング世界選手権優勝経験のある山田崇太郎が見事な2人抜き。引き分けを含めて3人を下し、橋本知之、岩崎正寛は引き分けとし2−0で『TEAM CARPE DIEM』が決勝に進出。
準決勝第2試合では桜庭和志率いる『TEAM SAKURABA』と中井祐樹率いる『TEAM PARAESTRA』が対戦。
両チーム取って取られての展開だったが、最後は『TEAM SAKURABA』の中村大介(元DEEPライト級王者)と『TEAM PARAESTRA』の斎藤裕(修斗フェザー級王者)の大将戦となり、中村が5分10秒、膝十字で一本勝ちを極め決勝戦に駒を進めた。
決勝では『TEAM CARPE DIEM』の先鋒、世羅智茂が、1人目の鈴木和宏を腕十字43秒で一本勝ちすると、次鋒の修斗のキャプテン・アフリカこと、出花崇太郎(04年柔道全日本体重別-73kg 3位)に膝十字で25秒で一本勝ち。
中堅の星野勇二(元CAGE FORCEフェザー級王者)に引き分けたが、初っ端から1人で3人を下す快挙。
世羅は全日本ブラジリアン柔術選手権ライト級&無差別級優勝などの実績を持つ柔術家。17年IBJJF(国際ブラジリアン柔術連盟)アジア選手権では、黒帯フェザー級で準優勝している。18年1月に開催された『RIZIN オープングラップリングトーナメント』では-75kg級を全試合一本勝ちで優勝した実力者。この秋田でも一気に名を上げた。
『TEAM CARPE DIEM』の次鋒、田村幸成(修斗世界ウェルター級2位)が『TEAM SAKURABA』の副将・中村大介(元DEEPライト級王者)と激戦を展開するも引き分け。
後がなくなった『TEAM SAKURABA』から大将の福本よう一(修斗世界ウェルター級3位) がマットに上がる。対するは一回戦で3人を下した山田崇太郎。試合開始早々、山田が相手の左前足を取りながら引き込むと、アキレス腱固めでわずか43秒で一本勝ち。最強柔術軍団『TEAM CARPE DIEM』が3度目の優勝を果たした。
優勝を逃した桜庭は「相手チーム強いです。もう3度目、チクショー!」と叫ぶも 『TEAM CARPE DIEM』全員にプロデューサーとして一人一人に優勝メダルを授与した。
ネットでの生中継解説の中井祐樹はこの最強チームを「今後、世界と戦って行くのがいい。その姿を日本の人たちも、世界の人たちも見たがっていると思います」と称えた。
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