【格闘代理戦争】難聴の古宮晴が2人抜きでSKR連合が決勝へ、ゲーオーズがTEAM武尊を下す
ABEMA「格闘チャンネル」で毎週土曜22:00から放送中の『格闘代理戦争 K-1 FINAL WAR』の準決勝が12月21日(土)都内にて行われた。
『格闘代理戦争』とは格闘技界のレジェンドや現役トップ選手が若手ファイターを育成する「監督」となって、格闘界に次世代スターを送り出す様子をドキュメンタリーで追う格闘番組。今回は『K-1 FINAL WAR』として現役トップファイターやK-1のレジェンドたちが監督として参戦して、3人1チーム制の団体戦トーナメントを行う。
準決勝は、第1試合に皇治軍団vsSKR連合(監督=佐藤嘉洋、城戸康裕、梶原龍児の3名)、第2試合にTEAM武尊vsゲーオーズ(監督=ゲーオ・ウィラサクレック)が対戦した。
【皇治軍団vsSKR連合】(3分2R)
先鋒同士の対戦となった手塚諒太(SKR連合/先鋒)vs森新太(皇治軍団/先鋒)は序盤から激しい攻防が続き、終盤に森は強引に詰め寄って、右フックをテンプルに打ち込んで最初のダウンを奪った。2Rになると、手数が落ちない手塚が左ミドルをヒットさせるも、森が右ストレートを中心とする攻撃で対抗して判定勝利(三者とも19-18)。
2試合目には植松愛瑠斗(SKR連合/中堅)が登場して、2試合目の森(皇治軍団/先鋒)と対戦した。植松がステップを使い左ミドルを多用して、前蹴りをヒットさせ先制のダウンを奪う。2Rになって森が前進するも、植松が左右の前蹴りを2度ヒットさせ、様子を見たレフリーが試合を止めた。植松がKO勝利を収めた。
3試合目には植松愛瑠斗(SKR連合/中堅)と井上大斗(皇治軍団/中堅)が対戦。序盤からサークリングする植松に対して、井上が右ストレートからの左フックでダウンを奪う。2Rも井上が狙いを澄ました右ストレートでダウン、距離を取る植松に対して井上がプレッシャーを強めて左ハイキックが顔面を捉えたところでレフリーが試合を止め井上がTKO勝利。
崖っぷちのSKR連合は大将の古宮晴が登場、皇治軍団・中堅の井上大斗と対戦した。古宮は難聴を抱えながらも、代理戦争に出場し、1回戦で優勝候補と言われた魔裟斗軍の選手相手に3人抜きという快挙を成し遂げた。絶妙な距離感とスピードのあるパンチが持ち味の超新星だ。
1Rから左ジャブで井上を寄せ付けない古宮は、ステップを踏んで井上を翻弄していく。それでも臆せず井上は左右フックを振るっていき、そこに古宮の右ストレートが交錯する。2Rになるとサウスポーにも構えながら、前蹴りや左フックと攻撃を積み重ねて古宮が判定勝利(三者とも古宮20-19、20-18、20-19)した。
井上に勝利して2試合目になる古宮が、永井卓海(皇治軍団/大将)と対戦した。大将戦で勝った方が決勝に勝ち進む。
1Rから前進する永井が左ミドルから右ストレートと圧力をかけていく。古宮は永井の圧力に押されながらも、左ジャブで牽制して右ストレートを返す。
2Rになると、永井がさらに圧力を強めて左右ミドル、右ストレートと攻撃をまとめていくが、古宮はここで覚悟を決めたように足を止めての打ち合いを展開。打ち合いになると古宮の左フックや右ストレートが何度もヒットした。勝負は判定2-0(20-19、19-19、20-19)で古宮が接戦を制した。
拍手で包まれる会場に勝利チームの監督・佐藤嘉洋は「晴くん(古宮)が2人に勝ってくれたが、最後のラウンドは苦しくて金的で気持ち悪いと言っていましたが勝ってくれました」と語り、城戸康裕も「全員の力で勝てた」と称える。
2人抜きした古宮は「今回はレベルアップして自信はあったけど、スタミナが切れてダメダメだったので何とか気持ちで乗り越えられました。決勝までもっとレベルアップして相手を完封したいです。応援よろしくお願いします」と次戦に向けて意気込んだ。
▼SKR連合・古宮が、皇治軍団・大将の永井を下して決勝へ進出
▶︎次ページは『TEAM武尊vsゲーオーズ』
- 1
- 2
- ≪ 前のページへ
- 次のページへ ≫
●編集部オススメ
・魔裟斗、武尊らが監督のトーナメントが遂に開戦=11.30生放送
・TEAM武尊が激闘を制して見事優勝、武尊「勝たせてあげたかった」
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします
TwitterでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!
Follow @efight_twitインスタグラムでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!