【ボクシング】長濱陸が豪腕KO戦士クドゥラに大差の勝利で新王者に、土屋修平復帰戦、はじめの一歩T準決勝 結果
『DANGAN234』
2月27日、後楽園ホール
▼OPBF東洋太平洋ウェルター級王座決定戦
●クドゥラ金子(21=本多)
判定0-3(111-117×2、110-118)
○長濱陸(28=角海老宝石)
クドゥラ金子(21=本多)はアフガニスタン出身でプロ11戦無敗、8KOと王者本命選手だ。
対する同級7位の長濱陸(28=角海老宝石)はアマチュアボクシングで戦績を積み5年前にプロ入りすると、15年に全日本新人王、2年半前に井上岳志(ワールドS)の日本王座にも挑戦。8RでTKOで敗れているが長濱は井上戦以来のタイトルマッチに挑む。
高いKO率、4連続KO勝利中のクドゥラの剛腕が今回も炸裂しKO勝利かと期待させたが、キャリアのある長濱が上手さを見せた。
長濱は1Rから左ジャブそして右ボディストレートをヒットする。クドゥラは被弾するもカウンターで破壊力のあるパンチを返して行く。長濱はしっかりガード。その後のラウンドも長濱はジャブ、そしてボディで削って行く。クドゥラも負けじとボディを攻めると、クドゥラの空いた顔面にパンチをまとめるなど、テクニックで一歩上をいく長濱。
4Rの途中経過ではジャッジ三者ともに40-36で長濱。意外な展開に会場は沸く。
後手に回っているクドゥラだが、5Rのラスト20秒で右フックが長濱テンプルにヒット。バランスを崩す長濱に一気にラッシュを仕掛ける。左フックもヒットさせコーナー側までぐらつかせ、あわやと思われたが、長濱は冷静に体を左右に振ってかわし、決定打を逃れる。
6R、序盤に5Rのラッシュで疲れが見えるクドゥラに長濱は左ボディブローを入れるとクドゥラの動きが止まり下がり始め防戦一方にとなり長濱のペースに。
8R終了時点での採点は79-73で3者とも長濱。
10Rにも後半にクドゥラの左フックがヒットしたのを皮切りに怒涛のラッシュを仕掛けたが、長濱はクリンチとスウェーでクリーンヒットを逃れクドゥラは大逆転のチャンスを逃す。
最終の12R、ポイントで差がつけられているクドゥラ。アグレッシブに攻めたいところだが、長濱にボディストレート、ボディブローを入れられ攻めきれず。豪腕をしのいだ長濱が顔を腫らしながらも大差の判定でクドゥラを下し新王座についた。5Rと10R以外は長濱がペースを握った。
勝った長濱は「クドゥラ選手、強いと聞いてたんで本当に嬉しい。両拳を途中で痛めて、どうしようと思ったが、途中採点でポイントリードしていて行けると思った」と公開採点が功を奏したと喜びを語った。
今後は「アジアトップになったし別のベルトを狙いたい」とさらに上を目指して行くとした。
▶︎次のページは賞金と”はじめの一歩”登場権かけたフェザー級トーナメント準決勝戦
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