【パンクラス】ISAOが完封勝利、女子は端がライカを封じレジェンド対決制す
パンクラス
『Owltech presents PANCRASE 316』
2020年7月24日(金・祝)東京・スタジオコースト
▼メインイベント フェザー級 5分3R
〇ISAO(NEVER QUIT/第8代キング・オブ・パンクラシスト)
判定3-0 ※3者とも30-27
●アキラ(武蔵村山さいとうクリニック/&mosh)
2009年にプロデビューしたISAOは、12年にパンクラス・ライト級王座を獲得。その後は、アメリカのメジャー団体『Bellator』にも参戦し実績を積んだ。18年にはフェザー級暫定王者決定戦で勝利し、昨年5月に正規王者ナザレノ・マレガリエとのタイトルマッチへ。ここで判定勝利し王座を統一するとともに初防衛に成功。前回19年10月に行われた『PANCRASE 309』でカイル・アグォンを下し、フェザー級王座2度目の防衛に成功している。
対するアキラは修斗でプロデビューし、当時の師匠である五味隆典譲りのアグレッシブなストライカーとして活躍。2013年からはパンクラスを主戦場に活躍している。しかし現在は3連敗中で、今回はライト級(-70.3kg)からフェザー級(-65.8 kg)に階級を下げ、王者相手に再起戦に臨む。
1R、どちらもサウスポー。アキラが前に伸ばす右の拳をISAOは同じく右手で触れて距離を測る。アキラは片足タックルに出るが、ISAOはアキラの頭を手で押さえバランスを保って倒れない。今度は低空での片足タックルに出るアキラだが、ISAOは足を後方に引いてやはりこらえ、背後に回ってスリーパー。ISAOの腕が首に回るが、ここはアキラが腕を剥がしてタップを拒む。1Rの採点は3者10-9でISAO。
2R、ISAOはアキラの前進に合わせた左ストレート、離れ際のヒジと試合巧者ぶりを見せる。パンチから繋いだタックル、アキラのパンチに合わせたタックルと繰り出すISAOだが、アキラはテイクダウンを許さない。逆にISAOはアキラのタックルを受け止めフロントチョークを狙っていくが、ここはアキラが極めさせない。2Rの採点も3者10-9でISAO。
3R、アキラが出ようとしたところにISAOはタックルを合わせてテイクダウンし、そこからすぐさま背後についてスリーパーを狙う。これは下に振り落とされたISAOだが、素早く体を動かしアキラより先に立ち上がる。そして組みつきながらの外掛けでテイクダウン。ハーフガードのアキラにISAOはヒジを打ちつつパスしてマウントとなり、ここで終了のブザーが鳴る。
判定は3者30-27でISAO。完封での勝利を収めた。
完勝となったISAOだったが「いろいろ練習してきたことをやろうと思い過ぎて硬くなってしまい、ポジションを取ったところで終わる、寂しい試合になってしまいました。もっとどこからでもフィニッシュに行けるようになりたいと思います」と試合を振り返って反省。今後については「もっとパンクラスのチャンピオンだって胸を張れるよう、どの団体に出ても勝ち続けられる魅力ある選手になりたいと思います」と意気込み、「世界中が大変な中、たくさんの方が来て頂いて、動画・映像で見てくれた方も力になりました。これからもっと活躍していきたいと思うので、応援よろしくお願いします」と感謝の言葉を述べた。
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