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【Krush】玖村将史、V2達成し「K-1王者しか相手がいない」横山朋哉は元王者・西京を撃破

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2020/09/26(土)UP

強烈な左ボディを見舞う玖村(左)

K-1実行委員会
『Krush.117』
2020年9月26日(土)東京・後楽園ホール

▼メインイベント Krushスーパー・バンタム級タイトルマッチ/3分3R・延長1R
◯玖村将史(王者/K-1ジム五反田チームキングス)
判定3-0 ※三者とも30-27
●軍司泰斗(挑戦者/K-1ジム総本部チームペガサス)
※玖村が2度目の防衛に成功。

 玖村は、兄・修平と共にK-1JAPAN GROUPで実績を積む、現Krushスーパー・バンタム級王者。昨年6月のK-1両国大会では、スーパー・バンタム級世界最強決定トーナメントで、準優勝に輝いた。その後、同年11月にはKrush王座の初防衛に成功、今年3月のK-1での金子晃大は判定勝利を挙げた。抜群の目の良さと鋭い打撃を持ち味に、今大会では2度目の防衛戦に挑む。

右フックを見舞う玖村(左)

 玖村にとっては、返り討ちを狙うと共に、2度目の防衛戦。軍司にとっては、リベンジとKrushで2階級制覇を懸けた運命のタイトルマッチだ。

 1R、軍司が、ガードを下げつつステップを使いながら、左ジャブで牽制する。玖村も左ジャブを返し、じりじりプレッシャーをかけながら、右フックをガードの上から見舞う。接近して、左ミドルを放つ玖村に対して、軍司が飛びヒザで襲いかかり、ワンツーを打つ。

このヒザ蹴りで玖村がダウンを奪取

 2R、玖村が右フックを当てると、軍司は距離を取りながら左ローを放つ。中盤は、両者とも左ジャブを突き刺し、左右のフックを交錯させる。後半には、玖村の左ジャブ、ボディからの顔面と打ち分けが次々とヒットし、好印象を残す。

 3R、軍司が右ローを走らせると、玖村が左ボディフックを叩きこむ。両者とも、フックをはじめとするパンチを交換する中で、玖村が軍司の顔面に右のヒザ蹴りを直撃させると、軍司がよろめくように倒れて、ダウンを喫する。

 立ち上がった軍司は、意を決したように前に出る。軍司は、左フックをヒットさせて、玖村を仰け反らせる。しかし、玖村は左ジャブを連打し、何度も軍司の顔面に当てて近づかせない。終盤には、左右のフックを振り回す軍司に、玖村が左ミドルを蹴って終了のゴング。ダウンを奪い、実力差を示した玖村が判定勝利。2度目の防衛を成し遂げた。敗れた軍司だが、最後まで立ち続け、気持ちを見せた。

 勝利した玖村は「今日は修平もKO(勝利)して、KOで繋ぎたかったんですけど、軍司選手もリベンジマッチということでタフで倒せなかったです。次はK-1のチャンピオンしか相手がいないと思っているので、やるまでレベルを上げて、いつでもできるんで注目してください」と、K-1王者・武居由樹への挑戦を表明した。

▼次ページは西京佑馬vs横山朋哉、20歳同士の注目マッチ

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