【新日本キック】王者・勝次が潘隆成の技巧を崩せず連敗、注目のモデルキックボクサー・アリスは初黒星
▼第8試合 ダブルメインイベント 70kg契約 3分3R
△リカルド・ブラボ(伊原道場本部)
ドロー 判定1-0 ※29-29 30-29 29-29
△津崎善郎(LAILAPS東京北星ジム)
リカルドは日本ウェルター級王者であり、昨年はラジャダムナンスタジアムで1勝1敗と五分の戦績。長いリーチから生み出される豪快なパンチを武器に、新日本キックの中量級を牽引する。レベルスのウェルター級王座決定リーグで大躍進を見せた津崎を相手に真価を問われる一戦に臨む。
1R、リカルドが重い右ローで快音を響かせる。津崎は前蹴りで距離を取られるも、大きな右フックから右ミドルでプレッシャーをかける。しかし至近距離で津崎がヒザを突き上げると、これがローブローとなり一時試合が中断。約2分間の中断後に再開したが、直後に津崎の右ローが再びローブローとなりまたも中断してしまう。再開後はリカルドが長いリーチを活かしたジャブ、前蹴りで距離を取ろうとするが、前進する津崎が右フックを2度ヒットさせる。
2R、前進する津崎を懐に引き込んだリカルドは左右のボディブローをヒット。これにも津崎はお構いなしとばかりに前進し、中間距離で前蹴りから右ミドル、至近距離でヒジを振るう。圧力は津崎が勝るが、手数ではリカルドが上。終盤には右ハイキックを津崎のこめかみに浅く当てる。
3R、津崎が前進し右ストレートを放つと、リカルドが懐に引き込んで左フックでカウンター。右ストレートの相打ちもリーチに勝るリカルドが打ち勝つ。至近距離で組み、ヒザを突き上げる津崎へリカルドもヒザで応戦。終了のゴングまでパンチとヒザを交換し続けたまま終了のゴング。ジャッジ1者がリカルドを支持したが、残り2者が29-29の同点とし、一進一退の熱戦はドロー決着となった。
▼第7試合 ダブルメインイベント 63kg契約 3分3R
〇高橋亨汰(伊原道場本部)
TKO 1R2分19秒 ※左ストレート→ドクターストップ
●野津良太(E.S.G)
日本ライト級王者である髙橋は現在連勝中。前戦のウ・スンボム戦ではヒザ、ヒジを駆使した多彩な攻撃を見せKO勝利を勝ち取っている。NJKFのトップコンテンダーである野津は昨年6月のタイトルマッチでドロー、同年10月にはKO勝利と好調の兆しを見せている。
1R、野津が右ローから左右フックで前進。サウスポーの高橋は落ち着いた様子でカウンターの左ストレートを返していく。野津が前進し、高橋が左ミドル、左ストレートを返す展開の中、カウンターの左ストレートで野津が右目上を大きくカット。この傷からの出血が大きく、長い審議の後にドクターが試合をストップ。高橋がTKO勝利で連勝を伸ばした。
▶次ページは泰史、瀬川のワンマッチ&55歳・中村のデビュー戦
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