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【ONE】秋元皓貴がバンタム級初戦の接戦を制す、澤田龍人が勝利し再起

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2020/10/17(土)UP

秋元(右)がバンタム級初戦でタイトルマッチ経験者のチェンロンを僅差で撃破

ONE Championship
「ONE: REIGN OF DYNASTIES II」
2020年10月16日(金)シンガポール インドア・スタジアム

▼第6試合 バンタム級 キックボクシング 3分3R
○秋元皓貴(日本)
判定2-1
●ジャン・チェンロン(中国)

 秋元は、JFKO第4回全日本フルコンタクト空手選手権軽量級優勝や第3代WBCムエタイ日本フェザー級王者など、数々の実績を持つ日本空手界を代表する天才ファイター。活躍の場を世界に求め、18年にシンガポールのメガジム「Evolve MMA」の所属選手としてONEに参戦した。今回は昨年7月以来の復帰戦にして、フライ級からバンタム級に階級を上げての初戦となる。

 対するジャンは、祖父、父、兄弟の家族3世代がプロの格闘家という格闘技一家に生まれたサラブレッド。ONE参戦3連勝の後、昨年12月に現王者のアラヴァディ・ラマザノフ(ロシア)と初代ONEバンタム級キックボクシング世界王座戦を争っており、判定負けで王座は逃したものの、その実力は高く評価されている。

 1R、サウスポーのチェンロンに対し、秋元が空手仕込みのハイキックで先制。細かいフェイントを見せる秋元へ、チェンロンが強い左ストレートで威圧をかける。秋元はスピードのある左右フックから右ミドルを見舞うが、パワーに勝るチェンロンの左ロー、左ストレートに押され攻め込みきれない。

 2R、秋元が速い右ミドル、右ハイでけん制。ジワリとプレッシャーをかける秋元が、左右フックからの右ハイをヒットさせる。チェンロンがパワーのある左ストレート、左飛びヒザ蹴りを見せるもクリーンヒットならず。秋元は的確に右ミドル、右ハイをヒットさせていく。終盤にチェンロンが左フックを強振。ヒットは浅いものの、秋元が大きくバランスを崩し悪印象か。

秋元は2-1に割れた判定を引き寄せた

 3R、チェンロンが強引気味な前進からの左ストレート。秋元が合わせた左フックがクリーンヒットするが、チェンロンにダメージは見えない。
 チェンロンは秋元の右ミドルを受けるもお構いなしに前進。秋元は大きなダメージにはつながらないものの、チェンロンの入り際に左フック、右ミドル、右ハイを合わせ、コツコツとヒットを重ねる。最後までダウンシーンはないものの、チェンロンがプレッシャーをかけ、秋元がさばく緊張感ある展開のまま試合終了のゴングが鳴る。

 判定はジャッジ1者目がチェンロン、2者目が秋元を支持。勝敗を委ねられた3者目のジャッジは秋元の勝利を支持し、秋元がバンタム級初戦をクリア。タイトルマッチ経験者のチェンロンを下し、王座挑戦へ大きく歩みを進めた。

▶次ページは澤田龍人の再起戦

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