【パンクラス】元修斗世界王者・松本光史、上迫博仁との激闘制す「キングの首を狩りに来た、待ってろ!」
パンクラス
『PANCRASE 319』
2020年10月25日(日)東京・新木場スタジオコースト
▼メインイベント(第10試合) ライト級 5分3R
〇松本光史(M PLATIC/第12代修斗世界ライト級王者)
判定3-0 ※三者とも29-28
●上迫博仁(チームクラウド/和術慧舟會HEARTS/DEEP第7代フェザー級王者)
松本は2016年4月に第12代世界ウェルター級王座(後に階級名称変更のためライト級)を獲得、18年5月にはRIZINにも出場したがダロン・クルックシャンクにKO負け。
19年5月には、修斗世界ライト級王座防衛戦でKO勝利し2度目の防衛に成功したが、同年10月のONE両国大会では現ライト級キング・オブ・パンクラシストの久米鷹介に判定負け。去就が注目されていたが、今年2月に修斗の世界王座を返上し、今回パンクラス初参戦を果たす。
上迫は12年にMMAデビューを果たすと、17年にDEEPフェザー級王座を獲得。19年8月にRIZINに初参戦を果たすと、イーブス・ランドゥーを2RTKOに下しライト級GPの出場権をもぎ取った。しかし同年10月のGP1回戦では1R TKO負けを喫し敗退、同年末の矢地祐介戦でTKO負けと2連敗を喫している。
1R開始早々に、上迫が右ストレートをクリーンヒットさせたが、松本も右フックを当て返す。カーフキックの上迫に、松本は左ジャブをヒットさせるなど五分の展開。スタンドの攻防のまま1Rは終了。
2R、上迫のカーフキックに対し、松本も同じくカーフを返す。プレッシャーをかける松本はパンチの手数を増やし、上迫は右まぶたをカット。
3Rもスタンドの攻防となり、松本が圧力をかけ上迫もパンチを返していくが後手になる。上迫との打ち合いでも引かない松本はテイクダウンを交ぜるなど若干、主導権を握っていく。両者譲らない激戦は判定決着となり、僅差で勝利した松本は「修斗のベルトを捨てて、キングの首を狩りにきました。待ってろ!」とアピールした。
▼セミファイナル(第9試合) バンタム級 5分3R
〇春日井 寒天 たけし(志村道場/同級4位、第2代HEATバンタム級王者)
判定2-1 ※29-28、28-29、29-28
●TSUNE(リバーサルジム新宿Me,We/同級9位)
出場選手のコロナ陽性で、開場10分前に中止となった今年8月の『PANCRASE317』で組まれていた一戦。春日井は16年3月にHEATバンタム級王座、同年9月には同フライ級王座を獲得し、HEAT史上初の2階級制覇を達成。昨年は初戦から3連勝を飾るも、昨年10月にバンタム級2位のアラン“ヒロ”ヤマニハに判定負けし、今回は1年ぶりの再起戦に臨む。
対するTSUNEは15年にパンクラスに参戦するといきなり4連勝。17年に元修斗世界バンタム級王者・上田将勝に敗北するも、その後は再び連勝してみせた。しかし、瀧澤謙太、金太郎、アラン“ヒロ”ヤマニハの3戦で3連敗を喫し、今回が再起戦となる。
1R、お互いに様子見か手数は少ない中、左ミドル、左ローの春日井に対し、TSUNEは左ストレート。終盤にはTSUNEがテイクダウンに成功する。
2R、TSUNEが圧力をかけ、春日井はインローを当てる。春日井が組み付くも、TSUNEがテイクダウン。春日井を金網に押し込んでコントロールしていたTSUNEだが、終盤には春日井がバックに付いてスリーパーを狙う。
3R、組み付くTSUNEがテイクダウンも、春日井は巧みにディフェンスし攻めを許さない。僅差の判定で春日井が勝利した。
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