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【UFC】テイシェイラ裸絞め一本で5連勝、ライトヘビー級王座挑戦をアピール(動画あり)

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2020/11/08(日)UP

41歳・テイシェイラ(右)が5連勝(getty/Zuffa LLC/UFC)

WME-IMG
『UFCファイトナイト・ラスベガス13』
2020年11月8日(日・日本時間)アメリカ・ネバダ州ラスベガス/UFC APEX

▼ライトヘビー級マッチ
●チアゴ・サントス(ブラジル)
一本 3R 1分49秒 ※リアネイキッドチョーク(裸絞め)
〇グローバー・テイシェイラ(ブラジル)

(getty/Zuffa LLC/UFC)

 サントス(36=ブラジル/ライトヘビー級1位)はカポエイラとムエタイの多彩な蹴り技と破壊力あるパンチを持つブラジルを代表する重量級ストライカー。2013年からUFCに参戦し当初はミドル級ランカーとして活躍したが、2018年9月からライトヘビー級へ転向。3試合連続KO勝利を重ね、2019年7月に当時の王者ジョン・ジョーンズ(米国)との王座戦に挑戦したが、判定1-2の僅差で敗れた。今回はそのタイトル戦からの復帰戦となる。戦績は21勝7敗。

 対するテイシェイラ(41=ブラジル/同級3位)は修斗南米大陸ヘビー級王者の実績を持ち、オールラウンダーながら破壊力ある打撃が強みの選手。2012年からUFCに参戦し、5連勝の後、2014年に当時の王者ジョン・ジョーンズとタイトルマッチを争ったが判定で敗れた。今年5月のアンソニー・スミス戦でTKO勝利を飾り、現在4連勝と波に乗っている。戦績は31勝7敗。

 1R、サウスポーのサントスは左ストレート、右フックと振るってクリーンヒット。被弾しダメージの見られるテイシェイラはしかし組みついて背後につき、リフトアップしてテイクダウン。ハーフガードのサントスにテイシェイラはトップから左右のパンチ・ヒジ打ちを見舞っていく。

 2R、サントスの前蹴りをかいくぐってテイシェイラが組みつきテイクダウン。サントスはハーフガードを組むも下からの仕掛け・動きが見られず、テイシェイラがパンチと鉄槌を落とす。立ち上がれないサントスに、テイシェイラはヒジも交えて攻める。そして、パスガードしてサイドにつくとパンチとヒジの威力を強める。終了間際にテイシェイラは背後につきスリーパーを極めるが、ここはタイムアップとなりサントスは救われる。

(getty/Zuffa LLC/UFC)

 3R開始すぐにタックルへ出るテイシェイラだが、これを切って突き放し、サントスが左ストレートを打ち込むとテイシェイラがダウン。サントスは、これまでのラウンドとは逆になり、ハーフガードを取るテイシェイラにパンチを振り落とす。しかし、ここからテイシェイラが体を起こしてバックにつきパンチからスリーパー。サントスがタップしてテイシェイラが勝者となった。

 これで5連勝となったテイシェイラは「人生とはどれだけ強いパンチを打たれても、休まず前に進み続けられるかだ」という映画『ロッキー・ザ・ファイナル』の名言を引用し、UFCのダナ・ホワイト会長にタイトル挑戦をアピールした。

▶︎次ページは、テイシェイラがリアネイキッドチョークをガッチリ極めて一本勝ちした映像

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