【UFC】元王者ドス・アンジョスが復活勝利、5日前緊急参戦のフェルダーは顔面流血も5R闘い抜く
WME-IMG
『UFCファイトナイト・ラスベガス14』
2020年11月15日(日・日本時間)米ネバダ州ラスベガス/UFC APEX
▼メインイベント ライト級マッチ 5分5R
●ポール・フェルダー(米国)
判定1-2 ※48-47、45-50×2
○ハファエル・ドス・アンジョス(ブラジル)
ドス・アンジョスは第7代UFC世界ライト級王者。ライト級王座陥落後の17年にウェルター級へ階級変更し、18年のウェルター級暫定王座決定戦でコルビー・コヴィントン(米国)に敗れベルト獲得のチャンスを逃す。過去5戦で1勝4敗と奮わず、今回は再び階級をライト級に戻しての出直し戦となる。通算戦績は29勝13敗。
対するポール・フェルダー(36=米国)はテコンドー、空手、ムエタイのバックグラウンドを持つストライカーでライト級7位の強豪。過去7試合で5勝を挙げており、今年2月のダン・フッカー戦では判定1-2で敗れたものの、その試合は、最も優れた試合に贈られる賞“ファイト・オブ・ザ・ナイト”に選ばれる好勝負となった。戦績は17勝5敗。
このメインイベントは当初、ドス・アンジョスvsイスラム・マカチェフ(ロシア)で組まれていたが、マカチェフが体調不良により欠場。フェルダーが大会5日前のオファーを受けて成立した。
1R、左ロー、左フック、回転バックハンドを放つフェルダー。一方のドス・アンジョスは左ミドル、左ハイと蹴り込む。ドス・アンジョスがダブルレッグからケージに押し込みテイクダウン。フェルダーが立ち上がり、スタンドの展開。ドス・アンジョスの左フック、左ストレートがヒット。ケージ際、ドス・アンジョスがヒザをフェルダーのボディーに突き刺す。
2R、フェルダーがミドルからタックルを仕掛けるが、テイクダウン失敗。ドス・アンジョスのミドル、左ストレートがヒットする。左右のヒジを振るフェルダー。左ボディーショットからドス・アンジョスがタックルし、テイクダウンに成功。立ち上がるフェルダーのバックに回る。フェルダーがキムラロックを仕掛けるが、失敗。
3R、右ハイ、左ロー、右ヒザと打撃で攻めるフェルダー。ドス・アンジョスに組み付き、ケージに押し込みヒジ攻撃。しかし、ドス・アンジョスにダブルレッグからテイクダウンを許してしまう。立ち上がるフェルダーだったが、ドス・アンジョスがフェルダーを持ち上げて、再びテイクダウンに成功する。
4R、5日前のオファーで試合までの期間ひたすら体重を落とすことに専念してきたフェルダー。このラウンドで息切れが予想されたが、逆に、飛びヒザ、ミドルなど積極的に攻撃し、ドス・アンジョスに右アッパーを当てる。多数の有効打が決まるフェルダー。しかし、このラウンドでフェルダーが右眉上の額をカット。大きな出血が目立つ。
5R、序盤から打撃戦を展開する両者。ドス・アンジョスがタックルを仕掛けるが、フェルダーに切られる。左ストレートを当てたドス・アンジョスがダブルレッグでテイクダウンに成功。ドス・アンジョスは肩固めを狙う。ラウンド終盤、ドス・アンジョスが亀になったフェルダーにパウンドを落としたところでタイムアップ。
判定は、1名のジャッジが48-47でフェルダーにつけたが、残り2名は50-45と全ラウンドでドス・アンジョスを支持。2–1のスプリット勝利で、ライト級元王者のドス・アンジョスが階級を戻した最初の試合で白星を手にした。
▶︎次ページは、5Rの激闘を戦い抜いたドス・アンジョスとフェルダーが、互いのファイトを賞賛し肩を抱き合うシーン
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