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【UFC】“不審者取り押さえ”のアンソニー・スミス、一本勝ちで通算33Vを達成

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2020/11/29(日)UP

スミス(左)が1R一本勝ちを決めた(getty/Zuffa LLC/UFC)

WME-IMG
『UFCファイトナイト・ラスベガス15』
2020年11月29日(日・日本時間)米ネバダ州ラスベガス/UFC APEX

▼ライトヘビー級
〇アンソニー・スミス(米国)
一本 1R 2分34秒 ※三角絞め
●デビン・クラーク(米国)

 スミスは『ライオンハート』の異名を取るアグレッシブファイターで、高いフィニッシュ率を持ち、32勝のうち18のKO(うち16が1ラウンド)、そして12の一本勝ちと勝利のほとんどでフィニッシュしている。18年7月にはPRIDEでも活躍したマウリシオ”ショーグン”を90秒のKOで沈めた。今年4月には自宅に侵入した不審な男を発見、約5分間の激闘末に取り押さえ、警察に引き渡したこともニュースとなった。

 対するクラークはレスリング出身で2度オールアメリカンに選出され、ジョン・ジョーンズのトレーニングパートナーでもあった選手。戦績は12勝4敗で現在は2連勝中。
 大会はカーティス・ブレイズ(米国)とデリック・ルイス(米国)のヘビー級戦がメインに予定されていたが、ブレイズが新型コロナウイルスの感染症検査で陽性となり、代わりにこの一戦が急遽メインイベントに格上げとなった。

スミスは下になった状態から三角絞めを極めていった(getty/Zuffa LLC/UFC)

 1R、開始から打って出て組みついたクラークだが、スミスが逆に胴をクラッチしてテイクダウン。グラウンドで片足だけクラッチするハーフバックの体勢となる。ツイスターを狙っている風のスミスであったが、クラークが向き直ってスミスを下にする。だが、ここでスミスが三角絞め。そこから足のクラッチを調整して極め切り、クラークをタップさせて勝利した。

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