【イノベーション】17歳王者・花岡竜がRising力との無敗対決を制す
JAPAN KICKBOXING INNOVATION
「CHAMPIONS CARNIVAL 2020(第2部)」
2020年12月27日(日)東京・新宿FACE
▼メインイベント(第7試合) スーパーファイト 51kg契約 3分5R
〇花岡 竜(橋本道場/INNOVATIONフライ級王者)
判定3‐0 ※50‐47、50‐46、49‐46
●Rising力(Rising己道会/西日本フライ級王者、INNOVATIONフライ級3位)
花岡はアマチュア28冠を引っさげプロデビューした17歳の逸材。8月にプロ5戦目にしてINNOVATIONフライ級王座を奪取。10月には元新日本キック王者・HIROYUKIと対戦し、5Rドローの大健闘を見せた。現在6戦5勝1分。
対する力は昨年にプロデビュー1年でタネヨシキを1RKOしているホープ。7戦7勝(3KO)とこちらも花岡と同じく無敗記録を更新中。本来、両者は8月大会で王座を争う予定だったが、力が負傷により欠場したために今回リセットマッチとなった。
1R、ワンツー、右ローで前に出る力に対し、花岡は下がりながらも攻撃を返していくがやや押され気味。しかし、2Rになると花岡は左ミドルを主体とした蹴り技を増やすだけでなく、左ボディもヒットさせて力の前進を止める。
3Rには、パンチ勝負の力に、花岡は左ミドル、前蹴り、さらに組んでのヒザを当て優位に立つ。ここまでの展開ではジャッジ三者とも花岡を支持した。
4Rもパンチで活路を見出そうと前に出る力に、花岡は当てさせることなく回り込んでは左右ミドル、前蹴りと多彩な足技で追い込む。
5Rも全く手数の落ちない花岡は最後にバックスピンキックの大技を見せるなどの余裕のある戦いぶり。大差を付けて花岡が勝利し、無敗記録を7に伸ばした。
▼セミファイナル(第6試合) スーパーファイト 64kg契約 3分3R
〇橋本 悟(橋本道場/INNOVATIONスーパーライト級王者、MuayThaiOpenスーパーライト級王者)
KO 3R2分59秒 ※右ストレート
●小磯哲史(テッサイジム/J-NETWORKライト級王者)
橋本はデビューから10年間、40戦をこなしてきたベテラン。“名勝負製造機”としても知られ、その激闘ぶりで見る者を湧かせてきた。
18年は勝ち星に恵まれない厳しい年を過ごしたが、19年は1月に北川“ハチマキ”和裕をKOし再起。7月のINNOVATIONスーパーライト級王座決定戦で潘隆成を2R KOに葬りMuayThaiOpenスーパーライト級に続く二冠目を手にした。現在は鈴木千裕、バズーカ巧樹に敗れ連敗中。ホームリングのINNOVATIONで再起を図る。
対する小磯は現在46歳ながら第一線で戦い続ける“鉄人”。自身が代表を務めるテッサイジムの会長を務めながら未だ現役で戦い続ける。
20年以上のキャリアを誇り、17年に蹴拳ムエタイスーパーフェザー級王座を戴冠。昨年10月にはかつて敗れているMasakIラジャサクレックからダウンを奪う快勝でJ-NETWORKライト級王座を手にした。
1R、大振りのパンチを見せる小磯に、橋本は冷静にディフェンスしながら右ローをこつこつと当てていく。
2Rには小磯のボディブロー、右ストレートをヒット。ぐらつきながらも耐え切った橋本はパンチだけでなく右ロー、左ハイと蹴り技を散らして応戦。両者は激しい打ち合いを繰り広げ、一歩も譲らない展開となった。
3R、強打を振るう橋本がプレッシャーをかけ、小磯も剛腕を返していく。3R終了間際に橋本が右ストレートをクリーンヒットさせると、小磯はダウン。そのまま立ち上がることができず、橋本がKO勝ちとなった。
▶︎次ページは、与座vs喜入の試合リポート、その他の試合結果
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