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【GLORY】“ピーター・アーツ2世”ヴァーホーベンがTKOでヘビー級T優勝

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2021/02/01(月)UP

優勝トロフィーを手にするリコ・ヴァーホーベン©️GLORY

Glory Sports International Pte LTD.
『GLORY 77』
2021年1月31日(日・日本時間)オランダ・アムステルダム

 2021年1月31日(日・日本時間)、オランダ・アムステルダムにて無観客で開催された『GLORY 77』のヘビー級ワールドトーナメントで、GLORYヘビー級王者のリコ・ヴァーホーベン(31=オランダ)が優勝した。

 世界のヘビー級強豪4名によるワンデートーナメントで、ヴァーホーベンは初戦の準決勝で元IT’S SHOWTIME世界ヘビー級王者のヘスディ・ゲルゲス(オランダ)に判定勝利。続く決勝で、元エンフュージョンスーパーヘビー級王者のレヴィ・リグターズ(オランダ)に競り勝ったONEチャンピオンシップに参戦していたタリック・ケバベス(モロッコ)と対戦するも、準決勝からのダメージを残したケバベスが戦意喪失となり、ヴァーホーベンがトーナメントを制した。

 元K-1王者のレミー・ボンヤスキーから優勝トロフィーを渡されると、ヴァーホーベンは「最高のトロフィーだ、本当に嬉しい。最高だ」と大喜びし、勝利者インタビューでは「厳しいトーナメントだった。初戦のヘスディ(ゲルゲス)はいつもはどっしりと構える選手が動き回ったので予想外で体力を消耗し、厳しかった。タリック(ケバベス)はガンガンとやってくるので、いつもの自分の戦いができた」と、満足げな様子でトーナメントを総括した。

 その類い稀な才能から“ピーター・アーツ2世”と呼ばれ、24歳から7年間GLORYのヘビー級の頂点に君臨しているヴァーホーベンは「このトーナメントは自分のレガシーの一つになる。私は自分の限界まで挑戦している。それは私は次世代のためだ。彼らが“リコの様になりたい”と思い、さらに私を越える存在になって欲しい。その為にも、頑張って自分の限界が来るまでさらに高い場所へ登り続けるのさ」と、語った。


ケバベスに右ストレートをクリーンヒットさせるヴァーホーベン©️GLORY

▼ヘビー級ワールド・トーナメント決勝3分3R
○リコ・ヴァーホーベン(オランダ/準決勝Aブロック勝者)
TKO 1R終了後 ※ケバベスが途中棄権
●タリック・ケバベス(モロッコ/準決勝Bブロックの勝者)
※ヴァーホーベンがトーナメント王者に

 ほぼ無傷で勝ち上がったヴァーホーベンと、激闘のダメージが大きいケバベス。前進し、左右のボディ&右ローのコンビネーションを放つケバべス。ヴァーホーベンは落ちついてディフェンスし、前蹴り、ジャブ、ワンツー、右ローと着実にダメージを与えていく。ケバベスのパンチが次第に当たらなくなる。
 ヴァーホーベンが終盤、ケバベスの後ろ足に2度インサイドローを蹴り込み、ケバベスがバランスを崩し、キャンバスに尻もち。1R終了後、セコンド陣営がケバベスの重いダメージからこれ以上戦えないとアピール。ヴァーホーベンがTKO勝利で、トーナメントを制した。


リグターズに強烈な左フックを叩き込むケバベス©️GLORY

▼ヘビー級世界トーナメント準決勝 Bブロック3分3R
●レヴィ・リグターズ(オランダ)
判定0-2
○タリック・ケバベス(モロッコ)
※ケバベスが決勝進出

 1R、ケバベスが重戦車の如く前進。リグターズをコーナーに追い込み、左右のボディショットと右ローのコンビネーションを叩き込む。2m長身のリグターズはケバベスの打ち終わりに前蹴りや飛びヒザ蹴りで応戦。リグターズの強烈な飛びヒザ蹴りでケバベスの顔が跳ね上がる場面も。

 2R、リグターズの攻撃を被弾しながらも前進し、左右のフックとアッパーを突き上げるケバベス。リグターズが一瞬ぐらつく場面も。

 3R、リグダーズのバックハンドから左フックの連続技がヒットし、一瞬ぐらつくケバベスだが、すぐにパンチを打ち返す。さらに、リグダーズ二段蹴りをクリーンヒットさせたが、タフなケバベスは倒れない。フラフラの状態になりながらも打ち合う中で終了のゴング。常にアグレッシブに攻めて手数で上回ったケバベスが僅差の判定で激闘を制した。


ゲルゲスに左ハイキックを放つヴァーホーベン©️GLORY

▼ヘビー級世界トーナメント準決勝 Aブロック3分3R
○リコ・ヴァーホーベン(オランダ/王者)
判定3-0
●ヘスディ・ゲルゲス(オランダ)
※ヴァーホーベンが決勝進出

 1R、ヴァーホーベンとゲルゲスは共にオーソドックス構え。足を使って距離をとるゲルゲスに対し、ヴァーホーベンは強力な圧力をかけながら前進。ワンツーからの右ストレートがゲルゲスに度々ヒットする。

 2R、ヴァーホーベンがインサイドのカーフキックを放つと、ゲルゲスが重心を失い崩れる場面も。

 3R、ゲルゲスはロープ際まで下がりながら、パンチとミドルで応戦するが、ヴァーホーベンの勢いは止まらず。ダウンこそ奪えなかったものの、終始、手数を出し続け試合の主導権を握ったヴァーホーベンが圧勝した。

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