【GLORY】“美筋肉”女王ヴァン・スーストがブラジル刺客に圧勝、ボディーブローでV1達成
Glory Sports International Pte LTD.
『GLORY 77』
2021年1月31日(日・日本時間)、オランダ・アムステルダム
▼女子スーパーバンタム級(55.3kg)タイトルマッチ 3分5R
○ティファニー・ヴァン・スースト(米国/王者)
判定3-0
●アリーン・ペレイラ(ブラジル/挑戦者)
※ヴァン・スーストが初防衛に成功
王者のティファニー・ヴァン・スーストは空手&ムエタイベースのキックボクサー。16年12月にGLORY女子スーパーバンタム級王座を獲得するも、17年12月の2度目の防衛戦で挑戦者のアニッサ・メクセンに判定負けし、王座陥落。19年3月のメクセンとの雪辱戦にスプリットの判定で敗れたが、同年11月の3度目の対戦で、遂にメクセンに勝利し、王座を取り返した。今回が2度目の王座の初防衛戦となる。戦績は22勝6敗2分。
対するペレイラはGLORYライトヘビー級暫定王者のアレックス・ペレイラの妹としてブラジルから参戦。戦績は7勝1敗と多くはないものの、ランキング2位と大きな期待が寄せられており、兄妹同時世界王者を目指す。
1R、ヴァン・スーストとペレイラは共にオーソドックスの構え。長身ペレイラが前蹴りと左右のフックでパワーで圧力をかける。小柄なヴァン・スーストは懐に入っていきたいが、ペレイラにカーフキックを蹴られるなど、得意の接近戦い持ち込めない。
2Rと3R、ヴァン・スーストがしっかりガードを固め、ショートの左フックがヒット。飛び込んで右ボディストレートや左ハイキックから蹴り足を振り下ろしながらの左ストレートなど、多彩な技でペレイラを圧倒。
ヴァン・スーストのリズムある攻撃を上手く捌けないペレイラ。ジャブ、左ボディ、ヒザなどコツコツと当てられていく。
4R、初のタイトル挑戦で、3R以上を戦った経験のないペレイラは明らかにダメージと疲労が見られる。渾身の力でパンチを振るうが、上手くディフェンスしたヴァン・スーストのスピードのある受け返しに反応できない。ヴァン・スーストが右ボディから左フック!ペレイラが思わず体を丸める。
最終5R、無尽蔵のスタミナを誇るヴァン・スーストは1Rと全く変わらない動き。上下のパンチを打ち分けながら、必ず3発目の蹴りを混ぜていく。一方のペレイラは肩で息をしながらの防戦。ヴァン・スーストが左ミドルから左ボディそしてボディへのヒザ蹴り!棒立ち状態のペレイラにトドメばかりに右のオーバーハンドからの連打。ダウンこそ奪えなかったものの、ヴァン・スーストが圧勝した。
ヴァン・スーストは勝利者インタビューで「14ヶ月ぶりにリングに戻れて嬉しい。ボディショットでKO勝ちを狙ったけど、相手がタフで強かった。しかし、圧勝できたので、嬉しい」と満面の笑みで喜んだ。
▶︎次ページ(動画あり)は、前日計量で女王ヴァン・スーストがみせたバッキバキの筋肉美!
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