【RISE】小林愛三が田渕涼香にリベンジ果たし正規王者昇格、工藤政英は田渕神太の粘りにKOならず
▼セミファイナル SuperFight!フェザー級(-57.5kg)3分3R延長1R
○工藤政英(新宿レフティージム/同級王者)
判定3-0 ※30-29、30-28、30-28
●田渕神太(拳聖塾/第2代アクセルバンタム級王者、ABW初代バンタム級王者)
工藤は強烈なボディブローとローキックを武器とする粘り強い戦いが信条のファイター。18年6月に森本“狂犬”義久との激闘を制して第3代RISEフェザー級の王座を獲得した。同年よりONE Championshipに参戦するも、シントンノーイやペッダム、パンパヤックといった一線級のムエタイ戦士の前に苦戦。20年は白星無しに終わるが、今年1月にはNJKFの若きエース・大田拓真を判定で下し復活の狼煙を上げた。
対する田渕はRISE女子を席巻する田渕涼香の実兄。フルコンタクト空手仕込みの蹴り技とアグレッシブファイトで、アクセルバンタム級とABWバンタム級の二冠を達成。今年3月にはホーストカップのリングでOISHI GYMのルーキー・HΛLを判定で下しその名を轟かせた。
1R、工藤の左ジャブから右ロー。田渕も左右フックから右ロー、ワンツーから左フックと豊富な手数で工藤を攻める。体格に勝る工藤がプレッシャーをかけるが田渕は一歩も引かず。左ボディから顔面へフックを返し、打ち下ろす工藤の右もダッキングでよける軽快さを見せる。偶発的なバッティングで工藤が右眉付近をカットするが試合続行。
2R、田渕は真っ向から工藤との打ち合いに臨むが、体格差の影響が出てきたかフットワークで左右に回る場面が増える。工藤は至近距離では左フックを上からボディとつなげるが、退かない田渕は頭から前に出て、大きな右フックにバックハンドブロー。工藤は下がりながらもパンチをたたき込む。
3R、疲れの見える田渕へ工藤が圧力をかけ、左右フックから右ロー、左ボディと強打を見舞う。しかしクリーンヒットを受けつつも致命打を許さない田渕は、大振りの右フックから左ボディのコンビネーションで体ごと前進。中間距離では鋭いバックハンドブローを見せ会場を沸かせる。打ち合いも辞さない両者が左右フックを叩きつけあう打撃戦を見せるまま、試合終了のゴングが鳴り響いた。
ジャッジは3者とも工藤の勝利を支持。王者工藤が初参戦の田渕に競り勝ち、内定している初防衛戦に弾みをつけた。
工藤はマイクを握ると「KOするって言ってて今回もできず、申し訳ございません。初防衛戦決まってますので、それまでいちから鍛えます」と反省の弁を述べた。
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