【イノベーション】1年半ぶり復帰の馬木愛里、肩脱臼で津崎善郎に痛恨の“46秒”TKO負け
JAPAN KICKBOXING INNOVATION
「Resistance-2」
2021年5月9日(日)TKPガーデンシティ千葉
▼第10試合 メインイベント WBCムエタイランキング査定マッチ スーパーウェルター級(69.85kg) 3分3R
●馬木愛里(岡山ジム/INNOVATIONウェルター級1位)
TKO 1R46秒 ※レフェリーストップ
〇津崎善郎(LAILAPS東京北星ジム)
馬木は2014年9月に僅か14歳でデビュー。182cmの高身長と端正なルックスから岡山ジムが生んだスター候補として将来を嘱望されていたが、17年9月に交通事故に遭い、約2年にわたる欠場を余儀なくされた。19年7月に復帰し、MuayThaiOpenウェルター級王座を獲得。同年10月には番長兇侍、11月に井原浩之を下し復帰3連勝を飾った。この後再び沈黙を守っていたが、今回約1年半振りの復帰が決定した。
対する津崎は現ラジャダムナンスタジアム・ミドル級王者の石毛慎也を師に持つ実力者。REBELSを主戦場とし、19年には「REBELS-MUAYTHAIスーパーウェルター級王座決定リーグ戦」で準優勝。新日本キック王者のリカルド・ブラボとも1度引き分ける粘り強さを持っている。
この一戦はWBCムエタイランキング査定マッチということもあり、試合前には両者はワイクルー(ムエタイの試合前の闘いの舞い)をお披露目。先に終えた津崎に対し、馬木は津崎のコーナーに接近し弓を放つポーズだけでなく、刀を斬り付けるポーズで威嚇した。
1R、馬木が右ロー、左ミドルを飛ばすのに対し、津崎は右ストレート。津崎が首相撲を仕掛けると、馬木がバランス良く崩して見せる。
再開後、馬木の左ストレート、津崎の左フックがクロスし、馬木がバランスを崩す。クロスした際に左肩を脱臼した馬木は負傷を訴えたところで、レフェリーがストップし津崎のTKO勝ちとなった。
▼第9試合 セミファイナル ジム対抗戦 53kg契約 3分3回戦
●RISING力(ライジング己道会/INNOVATIONフライ級2位)
KO 3R0分49秒
〇林 佑哉(空修会館)
RISINGは前戦となった昨年12月の花岡竜との無敗対決で敗れ、今回が再起戦。対する林はDEEP☆KICKやHOOST CUPといったリングで活躍し、これまでに滉大、大崎孔稀らトップ選手と対戦した戦績を持つ。
1R、RISINGが右のカーフキックを当てていき、林も右ローからパンチにつないで対抗するもののRISINGが押し気味。
2RもRISINGがカーフを決めて若干ペースを握ったかに思えたが、3Rには接近戦を仕掛けた林の左フックがクリーンヒット。ダウンしたRISINGだったが、ダメージは明らか。林がKO勝ちを収めた。
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