【JFKO フルコン空手全日本】女子は16歳の新星・渡辺小春が、初出場にして重量級で優勝=女子4階級結果
公益社団法人全日本フルコンタクト空手道連盟
『骨髄バンクチャリティー 第6回全日本フルコンタクト空手道選手権大会』2日目
2021年5月29日(土)・30日(日)エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館)
▼女子軽量級
◯手島海咲(新極真会 神奈川東横浜)
再延長 判定
●水谷恋(久保田道場)
手島は新極真会の女子軽量級エースで、驚異的な手数を武器とする。18年の第4回大会では決勝まで進出するも、軽量級の絶対女王・菊川結衣に敗れた。
対する水谷は2018年の第一回JFKO国際大会女子軽量級で、その菊川結衣を決勝で破って優勝した経験を持つ。
菊川は今回9月の世界大会に照準を合わせるため欠場。2人にとっての”ライバル”菊川が不在の中、どちらが優勝をさらうか。
細かく回りこんで胸・アウトローを入れる手島に、水谷は下突きをメインにインロー。中盤から水谷のアウトローの音が重く響き渡る。手島も突きの合間にローを入れるが若干減り気味に。終盤の突きのクリーンヒットは水谷か、手島は水谷のロングの胸突きに中に入りづらそうだ。
判定は水谷に1本のみあがり、引き分け。
延長では、開始直後から鋭いアウトローを入れてゆく水谷。手島も細かいパンチを出すがローが出ない。後半は水谷が突き放してのロングの胸突き。ラストはお互い接近して手数で勝負する。
判定は水谷に2本上がるも、またも決着つかず。
再延長、胸突きに集中する水谷。手島のステップは本戦よりも全く変わらず止まらない。次第に攻撃が荒くなってきた水谷に対し、手島の胸突きは的確に水谷の胸元をとらえる。ラスト30、焦りからか水谷が顔面殴打で注意1。最後は互いにパンチ勝負だが、積極的にステップで回り込む手島のほうが先手を取っているか。
判定は3−2(●※要確認)で手島に。最延長まで持ち込んだ手島が、悲願の初優勝を勝ち獲った。
手島は勝利者インタビューで「今まで決勝に上がってもどこか気持ちで負けてしまう所があった。今回は絶対に最後まで諦めないという気持ちで臨み、戦えた」と満面の笑みで語った。
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