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【JFKO フルコン空手全日本】女子は16歳の新星・渡辺小春が、初出場にして重量級で優勝=女子4階級結果

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2021/05/30(日)UP

浅古麗美が力強いローキックやハイキックで木村を攻めた

公益社団法人全日本フルコンタクト空手道連盟
『骨髄バンクチャリティー 第6回全日本フルコンタクト空手道選手権大会』2日目
2021年5月29日(土)・30日(日)エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館)

▼女子軽重量級
◯浅古麗美(社団法人 極真会館  埼玉県木村道場)
本戦 判定
●木村敬代(武立会館)

前蹴りで突き放す浅古

 浅古は前回19年の第5回大会で経重量級優勝。14年の第1回から17年の第4回以外は毎年入賞台に乗っている。ステップをしてのノンストップの攻撃と、威勢のいい気合が特徴だ。
  対する木村は国際大会と合わせ軽重量級・重量級で計4回の優勝を果たしているベテラン強豪。ノーモーションでの的確な攻撃を武器とする。

 距離を取っては飛び込んでのロー、ハイと上下に蹴りを繰り出す浅古。木村は落ちついて胸を突き、インローを入れる。浅古は得意の回りこむステップが控えめで、かけ声を出しながら蹴りから胸突きへと繋ぐ。木村も負けじと左右のミドルを入れる。
 ラスト30、浅古が木村の圧力に踏ん張りつつも、ここではじめてステップからの連打を開始。よく入るローキックが印象的だ。

女子軽重量級のベスト4

 判定は3−0で浅古に。木村の崩れない圧力を受け止め、パワフルなローを入れた浅古が連覇を達成した。

 浅古はインタビューで「緊急事態宣言下の大阪に、道場のみんながどう思うか正直不安でしたが『頑張って』と言ってくれたことが今回優勝できたことより嬉しかったです」とこらえきれずに涙をこぼす。「まだまだ強くなりたいと思っているので、明日から道場に戻ってみんなと稽古に励みます」と語った。

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