【パンクラス】フェザー級王者ISAOが3度目の防衛成功、元修斗世界王者・松本光史がTKO負け、ライカは法DATEに判定負け
▼第10試合 ストロー級次期挑戦者決定戦 5分3R
●八田 亮(ストライプル オハナ/1位、元ZST王者)
判定3-0
〇宮澤雄大(K-PLACE/3位)
第2代ストロー級キング・オブ・パンクラシスト・北方大地の初防衛戦の相手を決める決定戦。
八田は多彩なフィニッシュ技を持っていることから“七色のサブミッション”を持つと言われ、15勝のうち14が一本勝利という驚異のフィニッシュ力を持つ。2014年8月に第2代ZSTフライ級王座を獲得。現王者・北方とは2017年4月に対戦しており、フロントチョークによるギブアップで敗戦している。
対する宮澤は2018年8月にパンクラス初参戦。昨年10月には井島裕彰にTKO勝利を収め、現在ランキング3位となる。
1R、ゆったりとしたリズムで互いに打撃の距離を測る。地面を這うように低いタックルは八田。しかし宮澤は切る。再び低いタックルの八田。切られると自ら下になって寝技に誘うも宮澤は付き合わず。スタンドになると宮澤は右ストレートを当てる。そして再び宮澤が右を振ってきたところへ八田がドンピシャのタイミングで組み付きテイクダウン。宮澤も上を譲らずに粘るが八田はしつこく組み付いてバックに付く。しかし宮澤は八田を前に落としパウンド。
2R、前手をタッチしながら入るタイミングを窺う両者。フェイントをかけてじわじわと詰めるのは宮澤だが互いに手数が出ない。タックルに来た八田に宮澤はヒザのカウンター。頭部に当たるが八田はひるまず切られてもまたタックルに行く。宮澤はそれを切ると寝技には付き合わず。スタンドになるとほとんど展開がないままラウンド終了。
3R、ややテンポを上げてきた八田。タックルを切られてもガードを固めて前へ出てさらにタックル。さらにもろ差しからバックへ回ろうとするが宮澤は上から潰してテイクダウンを許さない。八田は何度もタックルに入るが間合いが遠く宮澤は余裕をもって切る。なかなか突破口をつかめない八田に対し、宮澤は変わらずタックルを切ってパンチの作戦を徹底。そのまま試合終了し判定3-0で宮澤が勝利。完封と言える試合内容で次期挑戦者の座を掴んだ。
▼第9試合 ライト級 5分3R
●松本光史(M PLATIC)
TKO 3R1分3秒 ※右フック⇒パウンド
〇アキラ(武蔵村山さいとうクリニック/&mosh)
松本は2016年4月に第12代修斗世界ウェルター級王座(後に階級名称変更のためライト級)を獲得、18年5月にはRIZINにも出場したがダロン・クルックシャンクにKO負け。
19年5月には、修斗世界ライト級王座防衛戦でKO勝利し2度目の防衛に成功したが、同年10月のONE両国大会では現ライト級キング・オブ・パンクラシストの久米鷹介に判定負け。その後修斗の世界王座を返上し20年10月にパンクラスに参戦。上迫博仁を判定で下し、タイトル戦線へ名乗りを上げた。
対するアキラは修斗でプロデビューし、当時の師匠である五味隆典譲りのアグレッシブな豪腕ストライカーとして活躍。2013年からはパンクラスを主戦場に活躍している。
1R、オーソドックスの松本にサウスポーはアキラ。互いに細かくステップを踏む中、プレッシャーをかけていくのは松本。アキラは左ストレートや右フックなどを大振りするが松本には届かない。アキラはパンチから詰めてタックル。松本はケージを背にして耐えるとアキラの頭部へヒジ。離れると再びアキラがパンチを振るが松本は打ち終わりを見てそこへパンチを当てる。オープンジャッジは2名がアキラ、1名が松本。
2R、ローを蹴っていくアキラ。松本は前手で距離を丁寧に測ってジャブを刺す。飛び込んでくるアキラを懐に入らせず細かいパンチを積み重ねる松本。だがアキラの大振りのフックが松本の顔面を捉える場面も。オープンジャッジはこのラウンドも2名がアキラ、1名が松本。
3R、松本はジャブを突くと右ストレート。挽回を狙ってかこれまでより距離が近い。得意な近距離となったアキラは左右のフック。さらに斜め上から叩きつけるような右フックを飛ばすとこれが松本のあごを捉えダウン。すかさず飛び掛かって鉄槌を連打すると松本が失神し、豪快なKOでアキラが勝利を収めた。
▶︎次ページは、第8試合「透暉鷹vsRyo」&第7試合「近藤有己vs鈴木淑徳」
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