【新日本キック】勝次が伊原代表の“古希”に贈るTKO勝利、重森陽太が難敵・健太に完勝
▼第8試合 ダブルメインイベント62kg契約 3分3R
○重森陽太(伊原道場稲城支部/WKAB世界ライト級チャンピオン)
判定3-0 ※三者とも30-28
●健太(E.S.G/WBCムエタイ日本統一ウェルター級王者、元NJKFウェルター・スーパーウェルター級王者)
重森は”神撃キッカー”の異名を持ち、181cmの長身から繰り出す多彩な蹴り技を武器に、22歳にして新日本キックボクシングで2階級制覇を達成。2019年7月にはWKBA世界ライト級王座を戴冠した。今年7月にはKNOCK OUT-REDライト級王者スアレック・ルークカムイへの挑戦が決定済み。難敵・健太を下し、KNOCK OUT王座奪取へ弾みをつけたい。
対する健太は長くNJKFをけん引してきた大ベテランで、90戦近いキャリアを誇る。コンスタントに試合をこなすことから「月イチ健太」の異名を持つが、2020年は波に乗れずONEでのセンマニー戦を含め3連敗と勝ち星無しと大苦戦。しかし今年2月に髙橋一眞を判定で下して再起を果たし、4月にはBOM王座決定トーナメントで晃希を3度倒すTKOで快勝。7月にNOBU BRAVELYとの王座決定戦を控えている。
1R、健太が細かい左ロー、左ミドルで前進。重森は強い左前蹴りで距離を取る。プレッシャーをかける健太は大きな左フックを浅くヒット。重森は前蹴りのフェイントから左ハイ、右ミドルで迎え撃つ。
2R、健太の前進に重森が左ミドルを合わせる。健太は踏み込んで左フック、フェイントから右ボディストレートとパンチを上下に散らす。ロープを背負った健太が左フックを見せるも、重森のカウンターの左フックがヒット。健太はバランスを崩して尻餅をつくがノーダウン。立ち上がった健太は踏み込んで右のオーバーハンドをヒットさせていく。
3R、前進する健太を強い左前蹴りで突き放す重森。さらに前蹴りを健太の前足に伸ばし、前進を阻む。健太は強引に距離を詰め右のオーバーハンドをヒット。重森は下がりながら左前蹴りから左ミドル、左ジャブで距離を取る。重森が健太を何度も突き放し、健太も飛び込んで右フックを見せるまま試合終了のゴング。的確に蹴りをヒットさせた重森がジャッジに支持され、難敵・健太から判定勝利を勝ち取った。
マイクを握った重森は「7月にKNOCK OUTでスアレック選手にリベンジします。こう見えて僕はすごく根に持つタイプです。絶対にスアレック選手にリベンジして、2本目のKNOCK OUTのベルトを新日本キックに持ち帰ります」と宣言した。
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