【RISE】工藤政英が竹内将生を3度倒し逆転KOで初防衛に成功、”那須川天心のライバル”南原健太がKOデビュー発進
RISEクリエーション株式会社
『RISE151』(4P目)
2021年7月28日(水)東京・後楽園ホール
▼第3試合 -85kg契約 3分3R
●佐野勇海(NJKF拳之会)
KO 3R2分20秒 ※右ストレート
○南原健太(極真会館/第35回全日本ウエイト制空手道選手権大会準優勝)
佐野は、NJKF拳之会期待の新鋭。昨年3月にピーター・アーツの息子マルシアーノ・アーツと対戦すると、3RにパンチでKO勝ち。その実績を買われ昨年10月のRIZINに参戦すると、テコンドー全日本9連覇・江畑秀範から会心のダウンを奪い判定勝利を飾っている。
南原は幼年期から極真空手を学び、8歳で初めて国際大会で優勝。以後優勝・上位入賞を繰り返し、15年の全世界空手道選手権大会で、史上最年少17歳で日本代表となった。小学生時代には那須川天心と空手の大会で争い、6勝2敗と勝ち越し。今回満を持してキックボクシングデビューを迎える。
1R、佐野が左右フックで前進、まだ動きの硬い南原の顔面にヒットさせる。下がる南原は右ロー、左ジャブで応戦。徐々にプレッシャーを強める南原が後ろ回し蹴り、かかと落としを見せ会場を沸かせる。佐野は南原の右ローに合わせたカウンターの右フックをヒット。南原も鋭い左ジャブからワンツーで佐野を押し込む。
2R、圧力をかける佐野へ南原が左ジャブ、右ローでダメージを与える。徐々に南原が圧力を強め、距離を詰め左右ボディ連打から左フックを顔面にヒット。近づけば左ヒザをボディに突き上げ、離れれば右前蹴りで佐野の顎を跳ね上げる。佐野の手数が止まると南原は右ハイ、後ろ回し蹴りと大技で追撃。
3R、手数が減った佐野へ、前進しボディから顔面へフック、ワンツーから右ローと上下に打ち分ける南原。佐野はジャブを返すも力がなく、南原は速い左右のボディフックを散らす。距離を詰める佐野の入り際に左ボディを突き刺すと、佐野がお辞儀をするように動きを止めダウン。立ち上がった佐野へ南原は右ローから左フック、ワンツーで前進。ロープへ下がる佐野へ右ストレートを打ち込むと、崩れ落ちるように佐野が2度目のダウン。ここでレフェリーが試合をストップ。空手技を駆使した南原がデビュー戦をKO勝利で飾った。
勝利のマイクを握った南原は「前評判も高くしていただいてプレッシャーも感じましたが、めちゃめちゃ仕上がったので緊張せず戦えました。倒すのを目標にしていたので、KOできてほっとしています」と安堵の表情。RISEヘビー級のスターになると宣言した。
▼この試合のKOシーン
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