【パンクラス】久米鷹介が雑賀に逆転一本勝ち、北方大地と中島太一がタイトル戦で勝利
パンクラス
「PANCRASE 325」
2021年12月12日(日)東京・USEN STUDIO COAST
▼メインイベント(第9試合) パンクラスライト級王座統一戦 5分5R
〇久米鷹介(ALIVE/王者)
一本 2R2分28秒 ※腕ひしぎ十字固め
●雑賀ヤン坊達也(DOBUITA/暫定王者)
※久米が3度目の防衛に成功
第7代ライト級王者の久米は、10歳の時に始めた柔道をバックボーンに、総合格闘技ジム「ALIVE」に入門。アマチュア修斗全日本で優勝して頭角を現し、プロのMMAファイターとしてその名を広めた。韓国のROAD FCのライト級トーナメントで準優勝し、パンクラスを主戦場にすると2016年9月の徳留一樹とのタイトルマッチで勝利を収めて王座獲得に成功。21年3月の『RIZIN.27』では、現DEEPライト級王者の武田光司と対戦して惜しくも判定負けを喫した。
対する雑賀はFighting NEXUSでデビューし、19年7月にパンクラス参戦。初戦は小林裕を右ストレートで1R KOに下すと、9月には1.45kgオーバーの元HEATライト級王者トム・サントスと対戦。フックでダウンを奪ってからのパウンド連打で撃破し大金星を上げた。20年9月、ライト級 暫定キング・オブ・パンクラスタイトルマッチで林源平をスタンドのパンチでKOし暫定王座を奪取した。
1R、久米が流れるような動きで胴タックルを仕掛けてテイクダウンに成功。すぐに立ち上がる雑賀に組み付く久米はヒザを入れていく。離れる両者は打ち合いにいくと、雑賀のパンチがクリーンヒットし久米がダウン! 雑賀はパウンドで追撃しTKO勝ちかと思われたが、耐える久米は下から腕十字。これが極まらないとみるや久米はアームロックに移行し、反撃に転じたがここで1R終了。ジャッジ三者は雑賀を支持。
2Rも久米はタックルを仕掛けて金網に押し込みテイクダウン。すかさずバックを奪った久米はチョークスリーパーへ。雑賀が脱出すると、腕十字の体勢へ。腕は伸び切り、耐える雑賀だったがギブアップ。逆転勝利で王座統一&3度目の防衛に成功した久米は涙を見せた。
▼コーメイン(第8試合) ストロー級キング・オブ・パンクラス・チャンピオンシップ 5分5R
〇北方大地(パンクラス大阪稲垣組/王者)
TKO 3R2分18秒 ※レフェリーストップ
●宮澤雄大(K-PLACE/挑戦者/同級1位)
※北方が初防衛に成功
北方は2019年7月、10年に渡りベルトを巻き続けた砂辺光久から5RKO勝利を収め、第2代ストロー級キング・オブ・パンクラシストの座を手にした。今回パンクラスに約2年ぶりの復帰戦で初防衛戦を行う。対する宮澤は今年5月の次期挑戦者決定戦で八田亮を下して、挑戦権を獲得した。
1R、圧力をかける北方は右ストレートを当ててダウンを奪い、宮沢のタックルも潰して主導権を握る。
2R、打ち合いの中で宮澤はタックルを仕掛けてテイクダウン。これを立ち上がりながら回避した北方は宮澤のバックにおんぶ状態で乗るが展開は作れない。
3R、打撃戦の中で宮澤はヒザ蹴り連打。タックルも交ぜていく宮澤に対し、北方はがぶってこれを対処。スタンドに戻って離れ際に、北方が左フックを命中させると、宮澤は後方に倒れる。すかさずパウンドを落としてレフェリーストップ。北方がTKO勝ちで初防衛に成功した。
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