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【RISE】中野椋太、稲井良弥を剛腕連打でKOし5冠王に、宮﨑小雪は小林愛理奈をテクニックで完封し初V=全試合結果

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2022/05/29(日)UP

チャッピー吉沼(右)が盤石の試合運びで勝利した

稲石は変則的な左フック

▼第6試合 スーパーライト級(-65kg)3分3R延長1R
◯チャッピー吉沼(フリー/同級7位)
判定3-0 ※29-28、30-28×2
●稲石竜弥(TeamOJ/ライト級9位、第2代Bigbangライト級王者)

 吉沼は、今年2月RISEに1年ぶりに復帰し、突如リングネームをチャッピー吉沼に変更。公式計量&記者会見では、顔面白塗り、バンダナ、革ジャンのロックスタイルで出現。しかし、まだキャラが定着していないもの現状だ。

ダウンを奪う吉沼

 対する稲石も3冠王の実力者だが、トリッキーな戦いを見せる曲者で、”変態”と言われる。変則的なタイミングの左右のフックやミドルが持ち味だ。

 1R、サウスポーの吉沼が、稲石の蹴りに対して、右フックのカウンターヒットさせて、ダウンを奪う。稲石はミドルキックからバックブローを放っていく。

左のパンチを伸ばす吉沼

 2R、吉沼が左ロー、ミドルで稲石を近づけさせない。しかし、中盤以降、稲石の変則的な右ストレートから左右のフックが当たり出し、吉沼は鼻から出血する。

 3R、吉沼が飛びヒザで襲いかかり、左ロー、ミドルと手数を出す。稲石がバッティングで目尻から出血、ドクターチェックが入る。

ヒザ蹴りを見舞う吉沼

 終盤、稲石は変則的な右フックで攻めるが、吉沼は随所でハイキック、ミドルと蹴りの手数を減らさず。

 ジャッジ3者はダウンを奪った吉沼を支持。吉沼が勝利した。


松井(左)がHAYATOを判定で下した

HAYATOも応戦

▼第5試合 フェザー級(-57.5kg)3分3R
◯松井大樹(MEIBUKAI/KingofRookie2021-55kg級優勝)
判定3-0 ※30-29×2、30-28
●HAYATO(CRAZYWOLF)

 松井は、空手がバックボーンで、ISKAアマチュアキックボクシング世界大会で優勝するなど活躍し、21年にプロデビュー。4戦4勝と快進撃を続ける18歳。

終盤、ラッシュを仕掛ける松井(右)

 対するHAYATOは、関西を拠点に戦う20歳。今年1月にRISE初参戦して、戸井田大輝に判定負けしたが、切れ味鋭い打撃で印象を残した。

 1R、身長で優るHAYATOが左ミドル、ハイ、ヒザ蹴りのカウンター。松井は、コツコツ左右のロー、前蹴りとこちらも手数を出す。

 2R、松井がバックスピンキック、HAYATOがバックブローを放つ。松永が左ジャブから細かいパンチで攻める。前半は、後手になっていたHAYATOだが、終盤右ストレートで攻める。

判定勝利した松井

 3R、前に出続ける松井が、ロープにHAYATOを詰めて、プッシュして右フック。HAYATOもヒザ蹴りを返すが、松井の圧力に押され気味。最後まで、右ミドル、右ストレートと攻撃を出した松井。

 ジャッジ3者の票を集めた松井が、判定勝ちした。

▶︎次ページは、山科直史vs.松永隆、そのほかの試合結果

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